第34期 竜王戦 2組 ランキング戦決勝 藤井聡太王位・棋聖 対 八代弥七段

将棋
エラー | ABEMA

は中継をしっかり確認しました。
名人戦をなぞるように土居矢倉と穴熊の対抗形。穴熊に組めてAIも良いと言ってくれればかなり勝ちやすそうですが、本局は穴熊がやや作戦負け。

50手目のAIの読み筋で6四角と俄かには意味が捉え難い手が出現。7三桂と跳ねる意図らしい。先手が土居矢倉なので6五歩同桂6六銀の筋がきかないんですね。少し形が違うだけで出て来る手筋もかなり変わってきます。

一度引いたところなので上がり辛い。感想戦では7三角と引いたのがどうかという話が出ていましたけど、再び出る読み筋が出てくるという事は一手の価値が低かったことの証左でしょうか。

77手目の3一銀はAIの推奨手。4三銀だと10ポイントも下がると解説もざわついていましたけど、打たれたらどうするんでしょうね。7二飛車4二銀不成だと3一銀を指した際のAIの読み筋と同じなのでその前に変化するんでしょうけど難しいですよね。

4九銀のところで4九角同飛の変化も観たかったですね。

藤井二冠が堅実に押し切り勝利。なんといっても穴熊ですので形勢以上に注意が必要な対局だったはずですが、関係のない感じ。
評価値は驚くべきまっすぐさです。「いつの間にか悪くなっていた」と八代七段。知らないうちに勝負はついていたのだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました