第7期 叡王戦 段位別予選 中座真七段-宮田敦史七段/羽生善治九段-郷田真隆九段 その2

将棋
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2局目の羽生郷田戦は互角の攻防が続きましたが推奨手9七玉のところを7九玉と引いたのが悪かったらしく後手が明確に優勢の評価値。結果上部の厚みと玉が分断される形に。(感想戦でも9七玉を調べていましたね。)

6七成桂の所でやや少考した郷田九段。取る一手ですけど上部がスッキリしてしまいますからね。5六金とか読んでいたのでしょうか?指す人もいるかと思う手ですけど候補手にないのが危ない感じですね。

先手が2六飛車と逃げたのが悪手だったようで評価値がさらに開くことに。飛車を見捨てる手が本線のようで、守るなら7七桂と打つのが良かったようです。読み筋を見ていると5五馬と引かれる手が非常に痛いとAIは見ているようです。3六金も生じてしまっています。

後手が5二金と避けたのはAIはあまり良くないと言っていますが人間的にはこれくらいでしょう。
羽生九段はやっとターンが回ってきたとばかりに座り直し、3七桂と跳ねます。

しかし5五馬と引かれ更に7七桂と上部脱出を目指した手が致命的な悪手で幾ばくもなく終局。ちょっと負けるにしても負け方が良くないなぁ、という感じでしたね。

羽生九段を応援する声は本当に大きいと常日頃感じます。そして期待値が高い。
病気の話も聞きますし大変ですけど、同世代もまだまだ活躍しているので活躍してほしいですね。

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