伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦七番勝負第6局1日目 藤井聡太王位対永瀬拓矢九段

将棋
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は先手得意の角換わり。
早めの▲4六歩は後手に△3三銀を上がらせるための手と聞いたんですけど、後手はそれでも粘って△4二玉。先手は歩交換できますけどBESTではないみたいで見送って結局普通の形に。

先手の▲2五角が一日目のサプライズ。それを指す前の局面はAIは先手の得を保っているといいますけどBESTの▲2九飛は直前に指した▲2七飛車を否定するような手です。その他も結局得なのか損なのかわからない手しか無いようで、そういう手を指しづらいと考えて決断したのではないでしょうか。未来の棋士は得なのか損なのかわからない手を積み重ねて優勢を保つようになるのでしょうか。

対して△2二金が永瀬九段の実力を示した一手で、本局の場合は壁金が好形ということですね。

二日目も永瀬九段が押し気味の進行。
現地からのレポートでは、控室でもこんなの寄るだろうと思われていたが、藤井七冠にとって△2二金が意外だったのでは、と立会人の青野九段。寄られて長考していた。目が泳いでいた。とのこと。
私は初めて見たが、永瀬九段は形で知っていそうなイメージ、と解説の藤井猛九段。
AIによる現代の棋士の形の知識のグレードアップはものすごいはずですね。

「最近負けてばっかりで」と切り出す藤井猛九段。これは聞き手の小高佐季子女流に、いやいやそんな事無いじゃないですか、と順位戦の藤本戦の話を振って欲しいっていうサインですよ!それなのに振りませんでしたね。

終盤は後手にも勝機がありましたが、結局はあまり時間が残っていなかったのが響いた印象です。5八桂合が正確で先手の勝ちです。藤井七冠に勝つには終盤で優勢+2~3時間は欲しい印象です。

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