「必要なのは対話ではない。じゃ戦争じゃないですか」とのことですけど、安倍はともかくとしてアメリカに対する認識としてはそれは不十分でしょう。
外交においてプレッシャーをかけるのと開戦を同義に考えるべきではない。
例えばチェスで強く攻めたてたからといってプレイヤーの相手を殺そうと思っているわけではないのと同じことです。
もちろん気を付けなければなりませんけど、圧力において平和がもたらされる可能性があることを知らなければなりません。
そうでなければいつまでたっても金子氏のような人たちが「保守」の反対側の偏りから抜け出すことはできません。それがまさに安倍のような人間に「どっちもどっち」という論理を振りかざさせ、彼らがいつまでも政権にいる理由を作らせているのです。
太田氏は「拉致被害者のことも考えてほしいですよね」といって金子氏は「ほんとだよ」と答えましたけど、これは太田氏の金子氏に対する皮肉の意があるのではないか。
拉致被害者はとりあえず現状が動きそうだということを歓迎していますからね。
トランプの演説全体はともかくとして拉致に触れられたのは、たとえ利用するためだけであっても、ある種歓迎するべきことだと思う。
トランプ演説は批判されるべきものですが、トランプ演説を批判する日本の「人権派」の人の中には全くこの部分を無視している人がいます。これはおかしい。
小泉訪朝以前には「拉致問題などない」といっていたタイプの人たちなのではないかと疑ってしまいますね。
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