(ヤマトをたどって:1)宇宙戦艦、憧れと戸惑い

#その他文化活動

http://www.asahi.com/articles/DA3S11620811.html)は「ヤマト」に「大和」と日本を重ね、ガミラス側に戦争正当化の論理を託したどこまでも日本しか出てこない物語であるということを。

(中曽根の師匠でもある)瀬島龍三の戦争正当化の論理(?)が載っていましたが、言うまでもありませんが、中国を侵略したのだから経済制裁を受けるのは当たり前です。

そして真珠湾攻撃(という愚策)を行ったのは日本です。

このコラムも朝刊の岸の連載も、当然と言えるこの基本を書いていません。それは基本中の基本だから省くことができるとも言えますが、「ネトウヨ内閣」が成立した今、押さえておく必要があるといえないか。

結局どこまで行っても視野狭窄で自国しか見えておらず(自国すら見えていない)、それが敗因であり、あらゆる惨禍の引き金だったのではないか。

戦後に教育を受けた松本零氏が太平洋戦争とだぶらせるのに及び腰だった一方、スタッフからも右翼的とみなされていたプロデューサーによって作られていたもので、彼はかつての軍国少年であったとのこと。

岸の連載で、戦後に岸が若者に担がれて政治の表舞台に登場するのと符合するように思います。

本当に特に戦争に行っていない軍国少年世代はどうしようもなく、現代の危機はこの世代が長老的な影響力を持つ時代になったことによって出現してきているともいえるでしょう。

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