ではアメリカ国内のタックスヘイブン。デラウェア州を直撃。
アメリカで2番目に小さい州で法人税がゼロ。全体のペーパーカンパニーの数は111万社に達し1209番地の一つのビルには28万社が所属。アップル、グーグル、フォード、ウォルマートなどがここを本拠地にしているとのこと。
こういった在り方を行政もバックアップ。アメリカ一簡単に会社を作れることを売りにしているとのこと。
今回のパナマ文書は一法律事務所の文章であり氷山の一角であることが前提ですが、この文書に引っかかる人が少なく、アメリカが比較的無風だといわれているのは、デラウェアが存在するので海外のタックスヘイブンに頼らなくて済むことが原因なのかもしれません。
また、海外のタックスヘイブンに行くなら国内へ、というアメリカの意志も働いていると思われます。
こういうのはアメリカの政策によって作られているわけで、アメリカ政府が法人税ゼロを後押ししているといえます。こうなってみると、アメリカも本質的に開発独裁の国なんだなという風に思います。建前の臆面のなさよ!
今の中国の強さの裏にはウイグルやチベットの資源がありますし韓国の強さの裏には開城工業団地があります。
えぐいことをやっている地域ほど強いのが資本主義の一つの特徴ですよね。それはやっぱりポトシ銀山でインディオを酷使して儲けていたり、三角貿易で儲けていたり、といった時代のシステムをそのまま引き継いでいることが根本にあるのだと思う。
やっぱりこういう企業と正面からぶつかってはなかなか勝ちづらいと思う。
アンフェアなやり方に引きづられないように日本も勝ち抜いていかなければなりません。
タックスヘイブンを利用している企業からは関税をたくさん取るとかどうだろうか。
高所得者への課税もやれなかったし、デラウェアのタックスヘイブンを残しているのも大企業・高額所得者への極端な優遇に他なりません。本当にオバマは何もやらなかったなという印象。口先で格好つけているのだからなおたちが悪い。
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