ゲストの深澤真紀氏は戦争特集ということで、立花隆氏も戦争を知るために一冊読むとしたらと挙げていているというハヤカワ文庫の「大日本帝国の興亡」を紹介。
欧米はナチスドイツと日本を同一視したのが良くなかった、日本はナチスほどひどくなかった、という話。
日本はヨーロッパのアジア支配を解放したいと思っていたというのは事実だ、と言っていますけどこれは歴史修正主義史観の一つです。
何故ならアメリカに対する宣戦布告の中でそのことについて触れられていないからです。アジアの開放というスローガンは占領した後の後付である、というのが今の歴史学会の認識です。
アメリカの軍人も日本の軍人もみんな優秀に描かれていて、この人たちが戦争をすることになったのが悲劇である、とのことですけど、日本の軍人は愚か者で人の命を塵ほどにも思わない人間ばかりです。
アメリカ人の著者だから公平を期して遠慮している本なのではないか。
そもそも嘘ばっかりついている立花隆氏を持ち上げている時点で内容が知れる話でしたが、最後まで聞くとやはりおかしな部分でおおわれています。
大竹さんもよく聞くと話に頷いていないんですよね。私が書いたような具体的なことはご存じないのかもしれませんが直観的に嘘がわかるのでしょう。
本当に日本は社会の各層に歴史修正主義者ばかりがはびこっていてどうしようもなくなっています。
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