18日のとべさるの冒頭は「「八紘一宇」を礼賛 参院予算委で自民・三原氏」(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015031702000140.html)について。
簡単に言うと戦前の日本は各地を侵略したわけですけど、それを「侵略ではないよ、みんなで仲良くしているんだよ」と言い始めて作った言葉が八紘一宇です。
それを肯定するのですからまさに歴史修正主義そのものです。
三原じゅん子といえば若いアイドル時代に「二十歳になって生きている人の気持ちがわからない」と言っていました。
実際には20才になって生きている人はいるわけで、この発言だけでとうに社会的な人間として失格です。
そのような人がここまで出世する社会というものを問い直すべきなのです。
さらに注目すべきは、これはメインストリームの考え方の一つだ。一つの意見としてある考え方だ、という麻生太郎財務相の擁護の仕方。
このような認識を広めたのは、歴史修正主義者を一つの意見としてテレビに出し続けたメディアの責任です。痛切な思いとともに、責任を取り、再発防止策を出すべきではないか。
この日のゲストはフィフィさん。
日本は常任理事国に入りたいならシリア難民をもっと受け入れるべきだ、とのことですけど、別に常任理事国でも受け入れていない国はあるでしょう。
日本は狭いですし、多様な宗教・文化の均衡を前提に社会も法律も出来上がっていません。この前の「未来世紀ジパング」でも言っていましたけど、難民問題に関しては日本なりの貢献の仕方があると思います。
何か日本にばかり高い義務を課すなぁ、と思います。
国連の負担金も日本は莫大でしたけど、義務ばかり負わされて、利なくすべて霧散した感じ。
「個人金融資産 過去最高の1694兆円」(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150318/k10010019501000.html)とのことですけど、ドル換算では滅茶苦茶下がっています。
それを伝えないで景気の良い形容詞ばかりを並べるこのニュースはまさにまやかしの演出といえるのではないか。一向に良心は痛まないのでしょう。
「辺野古移設の裏で…米軍強化の巨大構想に迫る」(http://www.tv-asahi.co.jp/dap/bangumi/hst/news/detail.php?news_id=41569)は米国がどうしても辺野古に基地を作りたいということがわかる特集。正面から批判を受けるのが嫌なので日本政府を盾にしている、日本政府は進んで盾になっているという状況なのでしょう。
第2次大戦終結当時にすでに植民地は時代遅れで批判にさらされる時代に入っていたので、沖縄も返還した。しかし名目でごまかしただけで実質的に植民地としてずっと保持している、ということなのでしょう。
そして沖縄の人はアメリカ国民相当の人権的保護も受けていません。この現状を改善し、さらには実質の返還を日本政府は目指すべきなのです。
「政府・自民が「譲歩」演出=公明は成果強調-安保法制」(http://www.jiji.com/jc/zc?k=201503/2015031800935&g=pol)は本当にどうでも良いんですけど、私が創価学会員の人たちの様子を漏れ聞くところによると、なんかもう「本当だったらもっと酷かった、公明党がいなかったら今頃戦争していた」というようなこと言って、地域で日本の救世主のように振る舞っているみたいなんですよね。本当にいい加減にしてほしいところ。
他の仏教系を名乗る新興宗教がそうでないように、他宗・他宗教と仲良くせず、個人崇拝etcの問題を抱える創価学会は仏教系ではありません。
民主党は速やかに宗教法人法を改正して、新興宗教をずさんに放置してきた現状を変えるべきでした。本来ならそのようなことも付託されていたはずなのです。
本当に何もやらないどころが嘘をついて逆走する最悪の政権でしたが、未だに謝罪するどころが過ちを直視しないように目隠しをしているような状況なのです。
なにもかれも、宗教とも言えないような、日本の伝統的な精神風土にこそ学ぶべきなのです。
神主は誕生日おめでとうございます!
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