7月11日大竹まこと ゴールデンラジオ! ゲスト金子勝(慶應義塾大学経済学部教授)

#その他文化活動

11日の大竹さんのラジオでは、エマニュエル・トッドさんの論考を引いて「国家は復活する」という話から、国会議員の政務活動費をやめなければならないという話。

ほんとうにこういう事件があればメディアはほかの議員の政務活動費はどうなのかとみんなで執拗に突っつくのが当然でしょう。そのようなことをやらずにこの下らない事件と映像ばかりを流し続けるのです。

まさに騒音公害というにふさわしく、特定の声をミュートにできる機能とモザイク機能付きのものを本当に早く発売してもらいたいものです。

声はどこまでできるのか謎ですが、映像ならすぐにでも可能でしょう。そういう発想が無いか、恐らく視聴の選択・主導権が視聴者側に行ってしまうのでテレビ業界としては旨くなく、発売できないのでしょう。どこか業界と関係のない自由なところが突破口代わりにやらないものですかね?

こういう自由な資金は使う側の徳性が優れていれば良い制度になるのですが、あまりにもひどいので現状ではすべてなくすのが一番でしょう。

結局最低限の徳性が無いと何をやってもダメです。

徳育について全く問題にしていないといえる現状では、倫理を持った人間がほぼいなくなるのは当然です。全く平凡と言えます。

金子さんは伝統的な「徳」を否定するだけで「徳」について触れないのが特徴的ですけど、最低徳育の工程表ぐらいは作って出さないとまったくバランスが取れず、マッチポンプ的な言論活動ということになってしまうのではないでしょうか。

こんにちわーということで、そのゲストの金子さんは、最初は凍土壁について。

阿武隈水系の水が下で建物の汚染水をシャットアウトしているので、まずは凍土遮水壁を建てる前に建物内の汚染水をシャットアウトしないとだめでさらにそこから凍土壁を作る作業が必要になるとのこと。

建設費を少なくしようとして高台にあったのを低く掘ったので地下水が真下に流れている(ちなみにこの愚作のせいで津波が直撃した)。その圧力で上の建物が建っているので、水を止めてしまうと建物自体が沈んでしまうとのこと。

次はODAについて。本当はお金が無いのだが、近辺のおとり巻の財界のために資源のある国にお金をばらまいでいるとのこと。これで原発や武器が輸出をしやすくしやすくなる、とのこと。

本当に目先だけという話。

次は残業代なしの話し。

「ブラック企業。名前は言わないけど外食チェーン」とのことですけど、まぁ、あそこですよね。あそこは本当は違うとかいろいろ議論をしていて、内部を窺い知ることができない身としてはどうなのだろうと思っていたのですけど、やはりブラックですね。

そもそも、残業代がほかの国に比べて少なすぎるとのこと。

かつての派遣の業種拡大と同じいうことでこれは見え透いた手口です。

そんな内閣の支持率がいまだに高いことについては「何を支持しているかわかっていない」とのこと。

こういう話しの方向性ならメディアやNHKの方向に行くのかなと思いきや、今回は無し。

そこで説明として、アーレントとアイヒマンの「凡庸な悪」のはなし。

やはりこれは私が言う所の凡夫の話しですから、それを踏まえて、凡夫を治す体系として洗練されてきた東洋哲学を国の中心に据えなければなりません。

何か、言う人が西洋の人だとぜんぜん受け取られ方が違うんだなと思わざるを得ません。

かなりきれいに話していましたけど、アーレントってそんなに理想的な人なんですかね?アーレントの複数性はグローバリズム的なのではないかというのが私の考えです。

次の吉田照美さんのラジオではなかにし礼さんの詩の朗読。しっかり書いているなという印象。なかにしさんの引き上げの話しなどを知っているとさらに味わい深いといえましょう。

なかにしさんは「ワイドスクランブル!」を降ろされましたけど、率直に言って邪魔だったんでしょうね。今はかえって自由になって文学に結実しているのではないでしょうか。

さらにNHKのクローズアップ現代の事件に言及。いやはや。

コメント

タイトルとURLをコピーしました