出光美術館 古筆手鑑 ―国宝『見努世友』と『藻塩草』 その16

#その他芸術、アート

モーニングバードでは誰かが「○○のメッカ」という表現をしたらしく、慎重に訂正。

「○○のエルサレム」の方が3宗が集中していて雰囲気が出ると思うのですが、使わないところをみるとやはりキリスト教国目線のものが含まれている言葉なのですかね。エルサレムでは、はちょっと長いんですかね。

とべさるではパックンが日本の太陽光発電の可能性を解説。日いずる国である日本は太陽光で飛躍できるだろうということ。

朝ドラでは主人公は疎開をしても母屋に住んで普通に食べていましたが、当時は疎開をすると母屋に住むことが出来ず、食事もろくに取ることができなかったという人の話を聞きます。

恵まれているということでこういうこともあるということもあるのかもしれませんが、NHKのドラマは戦争の記憶でもあるのでそれを正しく継承できるような作りにするべきでしょう。いかにも意地悪な姉であるという演出(実はいい人設定ではあるのかもしれませんが)でこの待遇はおかしいです。

スーパーJチャンネルでは被災地の農業をやっていて「風評被害」で半値でも売れないという農家の声を。

「風評被害」というだけで東電が出てこない農業特集はあってはなりません。逆にそのようなものは全くありませんが。

この番組は恥ずかしいと思います。

報ステは甲状腺がん特集。

真実を知ることは罪なのか、という福島の甲状腺がんを発症した息子さんを持つ母親の声を伝えていましたが、結局国が因果関係を認めず、誰も責任を負わないので、「真実を知ることは罪」になってしまいます。原発事故と全く関係が無いという立証を東電が出来ない限り、東電が責任者として賠償するべきではないか。

また、スクリーニング効果の虚偽性についても触れられましたが、それに以前にも、他の地域で甲状腺がんのスクリーニング検査をしなかったことは、咎められるべき不作為と言えます。古舘さんが番組最後に補注を入れましたが、他市でやってはいるが1300人規模で少ない人数であるとのこと。今回の検査の責任者は責任を明らかにするべきです。

福島の子供は検査も制限されて自由に受けられない状態であるとのこと。福島県立福島医科大学の鈴木眞一氏が責任者として県立医大以外での検査を止めているそうですが、自分の子どもだったらどう思うのか、という切迫した感覚が全く感じられないのが、根本的なこの問題の「腫瘍」でもあります。

番組の主張通りどこでも診察を受けられるようにするのが当然です。

事故当時は検査をしなければならないのに医療界は異様な静寂に包まれ誰も検査しようとはしなかったとのこと。それは自分の中の悪意に負けてしまったのだということであると同時に、あらゆる意味で柔軟性に欠けるので、硬直して身動きがとれなかったのだといえます。これはspeediを公開しなった官庁・メディアなどにも言えることです。

そしていざ検査しようとしても、検査を県から止められたという証言がある一方で、県はそれを認めず。

県は事故直後の大事な期間に、当然自主的な検査もせず。チェルノブイリ事故直後のソ連は機械がないのでできなかったということですが、機械があるのにやらない日本はソ連にもはるかに劣ります。

私たちがこのようなことをやっても得が無いと抗弁する県の得については、専門家がそれしかないということで帰還させての産業振興を挙げていましたが、国・県の責任逃れと、東電の賠償節約に言及が全くないのは、本質を欠いた特集だったといえるでしょう。

帰還をさせたいのは、そこで賠償を打ち切るためであって、それは東電が費用を節約するためです。何故東電が節約をするかというと、破綻処理をして新しいスタートを切らせないからです。

原発事故と地震の影響、甲状腺がんとやりましたが、この一番根源的な視点が一貫して欠けているのが報ステの報道の特徴です。そしてそのほかの大手の報道機関は、私が観た限り、調べた限り、一つもやっていないのです。

おやすみなさいまし。

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