核燃料、2原発で800トン超=「活断層」の敦賀、東通―安全確保に課題(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121224-00000008-jij-soci)なんていうニュースもありますけど、本当にこれもテレビではみませんね。ニュースの重要度からすればやるのは当然で、やらないのは歪んでいます。BPOはこういったことは扱わないようなので、何か公正さを確保する仕組みがいるのではないかと思います。
12月25日には中国の高速鉄道が開通したというニュースが流れましたけど、アメリカは自動車産業の利権を慮って高速鉄道を造れなかったらしいんですよね。
これは原子力ムラと同じ構造であって、国会事故調のように日本文化特殊論で説明する人はちゃんと調べた方が良いと思います。
日本の戦後もなんでも一から作れるアドバンテージがありましたけど、中国も同じような状況にあるのが大きく、再生エネへの投資額も世界第一位です。原子力ムラが形成されていないのが大きいのでしょう。
低成長になるのは先進国の宿命のように言われていますけど、社会システムさえ新しい芽が出てくるものにちゃんと変えれば、新興国以上の成長率を得ることも出来ると思います。
12月27日の玉川総研は東電の破綻処理についてやっていましたけど、選挙前にやって重要な争点として取り上げるべきことで、自民党政権になって東電が絶対的な地位を確立したのを見計らって放送された、アリバイ作りのパフォーマンスではないのかと思います。八百長試合ではないかと思うのです。
ここを争点化することが玉川さんが強調する脱財務省に一番有効なことだったと思うのです。時期を失しているのは確かではないでしょうか。
12月27日の日テレのケンミンショーでは2億円の材料が原発二十キロ圏内であったためにパーになってしまった食品会社の社長の話をやっていましたけど、このようなものはすべて東電が保障して、移転費用と新しい機材の費用まですべて出すべきです。東電ができなかったとして、復興予算でやるべきで、その後に東電に請求するべきです。
風評被害で苦難に陥って宮城で店舗展開を始めたそうですけど、東電被害という名の実害なのですから東電は補償しなければなりません。こういった提言がまったく無いのはおかしく、福島の人達の幸せに貢献しないと思います。
最後はお涙頂戴で終わっていましたけど、それでも福島は自民党を選んだのですよね。ご当地公約があったともいいますが。
これだけやって東電という名詞が一度も出てこない番組作りは極めて歪で、金銭関係がとても関係しているのではないかと思わせるのです。
12月28日の朝日新聞の天声人語はこの前書いた大谷さんにいえることと同じことが言えて、(http://blogs.yahoo.co.jp/ffggd456/53219369.html)みたくないものはみたくない、という姿勢が非論理的でどうしようもありません。いくらなんでも広告費や官僚のコントロールが効き過ぎているのではないでしょうか。
「見る側は興ざめを通り越して呆れる」と書かれていましたけど、それは民主党のマニフェスト破りや、原発事故の総括もせず、責任も取らずにばら撒き政策を掲げる自民党や、徴兵制を掲げる維新にいうべきことだと思います。
ただ小沢はもうやはり、政治活動を切り上げた方が世の中のためだと思います。ノモスにノモスをぶつけても仕方が無い、と前に書きましたけど(http://blogs.yahoo.co.jp/ffggd456/52808606.html)このように改革者は叩かれ易いのでどこまで清らかでなければならず、数に重きを置く小沢の論理では、必ず濁ってしまうのです。
亀井の乱暴な言葉も出ていて、彼も一部に評判が良いですけど、この二人に希望を託さない所から、初めて若い芽が育ち始め、新しい政治が始まる可能性が生まれると思います。
良識ある市民にもメディアの実態と、根本的な改革が不可避であることを痛感された方も多いのではないでしょうか。
サンデーモーニングの特別版では、原発をだらだら続ける政策を和久井さんが、太平洋戦争の戦力の逐次投入に例えていましたけど、確かに凄く似ていますよね。
過渡的なエネルギーにしかならないのは、政府も自覚しているんでしょうね。
寺島実郎は相変わらず電波で、原発推進の理由はアメリカとの関係一点張り。圧力の虚実の問題がありますし、仮に本格的な圧力があったとして、それで脱原発の路線でいったとして、何が起きるのかという具体的な話がまるでありません。それに、前にも言った通り隷属しているだけだと国としてかえって相手にされなくなります。
金子さんが補足したように、アメリカの一部は再エネに舵を切ろうとしています。
若い人への期待、ということで、アヘン戦争を目のあたりにして植民地化への危機を抱いた、と幕末の志士たちの写真が出てきて常に中心には坂本龍馬がいましたけど、坂本龍馬が植民地化への危機を抱いていたという説は現代では根拠が無いとされているんですよね。
やはり司馬遼太郎さんの竜馬像で広まった見方だと思うんですけど、今になると説が古いと思います。
また、もう一つ注目なのは実は慶喜は龍馬より若いですし、志士以外も各所のリーダーが当時の日本は若かったんですよね。もちろん寿命的な面は非常に大きいですが、アメリカから入ってきた年功序列の価値観が若いリーダーの育成を妨げているという面も大きいと思います。
なんとなく儒教と絡ませて昔からある様に思っていますけど、伝統的にはそれは違うといえます。アメリカのものの方がなんとなく懐かしく感じる様な状態が日本には結構あるとおもいます。
団結という言葉がキーワードになっていましたけど、戦前のように軍国主義的な中で行われる団結と、個の総和としての団結はまた違うのでそこに注意する必要があるでしょう。
幕末の志士たちのチームワークはぶつかり合いながらのまさに個の総和でありましたし、それが本来の日本の伝統だといえると思います。
西岡常一さんも、昔の大工の仕事は個が横につながったものだといっていましたし、私の知っている江戸時代の職人文化も同様です。
そういったものを現代にいかに展開して行くかということが問われているのだと思います。
私たちの代で土地の力を弱らせてはいけない、ともやっていましたけど、祖先崇拜なんていうことばで表される風習がありますけど、これは良い意味で繋ぐ思想だと思うんですよね。そういった風習の良い部分を持っていれば原発を推進するような政策は生まれてこないのではないかと思います。
店舗法改正についてやっていましたけど、商店街は時代の流れについていけなかった、などというのではなくて、決断した個人がいるのですから、政権の名前を出すべきです。
しかし、これもぐぐって調べていくと、アメリカからの圧力が大きく影響している、というものがありますね。
年齢と能力の話では、青年期以降年齢とともに下がっていくグラフを、誤った考えであるとフリップに掲げていて、問題解決能力や言語能力は上がっていく、というグラフを掲げていましたけど、これは結局は文明開化前の日本の人間の成熟観であって、それを見詰めなおした上での現代的な展開が求められているといえるでしょう。
成熟を軽視する意味で、若さに重きを置くのはアメリカの価値観ですよね。
田中優子さんが一人一人の力が経済成長だ、といっていましたけど、一人が時に劇的に経済を左右するようなこともある、ということを念頭に置きながら教育というのは行われるべきだと思います。
金子さんは責任と仮設住宅についてはなしていましたけど、これについては徹底的にやらなければならず、それを抜きに先に進むというのはありえません。
特に震災以降、メディアの流す未来志向は危険な部分を含んでいて、この特集にもその一端が出ていると思います。
最後も岸井はあたりさわりの無いことしかいわずジャーn(以下略
12月30日の午後6時20分ごろのテレ朝のスーパーJチャンネルでは、原発事故で直後に被災地を捜索ができなかったとして福島の人達が東電などを集団提訴したのをとりあげていましたが、福知山線の脱線事故を出して、7年経って無罪が出たとして、難しいのではないかとの内容。
予見可能性と対策義務がポイントで、難しいのではないかといわれている、とのことですが、東電は津波の警告を無視しており、津波の高さの試算を見直さず、ベントすらできないような状態で原発を放置していました。
こういったことをメディアが知らないはずが無く、重要な論点なのに流さないのは、広告費や電通を挟んだコントロールが効いているからではないかと思わざるを得ません。報道しないことによる印象操作です。
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