は注目の一局。解説もここぞとばかりに羽生九段です。
インタヴューでは藤井二冠の木村九段は受けも攻めも力強いという評が印象的。受けの気風という普通の評価とはちょっと違いますよね。
何かAIの評価値がない対局がすごく新鮮な感じもしますね。
羽生九段の最新の角換わりの序盤戦術の解説は参考になりますね。
木村九段の8六同歩から8七玉はかなり特異だ。
それが意表を突いたのか最善だったのかどうやら模様の良い局面に。
6三角~7四角成は木村九段なら絶対にこう指すと思いましたね。羽生九段があまりこの手を評価していなかったのに、羽生九段の厚みより鋭さ重視の棋風が表れています。
続いての3四桂が鋭い好手で先手勝勢に。4七馬も決め手といえる好手だったでしょう。以下も緩まず寄せ切って木村九段の勝ち。
悪手らしい悪手が見当たらない木村九段の会心譜であり、早指しの名局ではないでしょうか。
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