#練習用

「とくに江戸の幕末から明治への勢いっていうのは大したものです。」とただ書く部分は看過できない部分です。これは江戸期の遺産を使い果たす過程であるということを私は何重にも強調したいです。それに歴史的にみていくと、こういった特徴は江戸期以前にもみ...

「日比谷焼き討ち事件」も旧来の説というのか司馬遼太郎氏の解釈を取っていますけど、「「いのち」と帝国日本」（(全集 日本の歴史 14) 小松 裕 (著)）などで書かれるのは怒りというより戦争の痛みにのたうち回る市民の姿です。それは偏った情報し...

（）では聞き手の吉川慧氏の文章なのか、司馬遼太郎風に「開花期」と呼んでいますが、明治維新のようなことが、世界的に「期」といえるほどに普遍的な現象なのかという問題がまずあると思う。現にアジアでは日本だけが西洋化に成功したといわれます。それを「...

西郷は自ら出て行って活路を切り開いて行ったという解説ですけど、ここまで単独で行くのは無かったでしょう。朝鮮に派遣されたとすれば、その姿はむしろ親友で尊敬していた山岡鉄舟の姿に重なる。子供が仮面ライダーを真似するように、ではないですけど、山岡...

ではよくわからない仏教のしきたりを解説。明らかに最近作ったものですよ！訊かれるから答えるのかもしれないですけど、「作られた伝統」はこうやって作られるのだなと感じました。

というわけで、クリーンな政治（清廉な人間性）こそが日本近代の根本理念であったと私は考えます。しかし西郷にはそういう道義的な国家をどのように建設するべきかヴィジョンが無かったように思う。たとえば廃仏毀釈は西郷の在官中に起っている。このような結...

かつてマルクスは「世界の労働者よ団結せよ」といったが団結したのはエリートだった。エリートと労働者が団結し国という単位を大切にしなければならない、とトッド氏。この団結を一番邪魔しているのは、いわゆる内部のプロレス的なものだと思う。エリートとし...