ハンナ・アレント「革命について」 大澤真幸が読む その3

というわけで、クリーンな政治(清廉な人間性)こそが日本近代の根本理念であったと私は考えます。

しかし西郷にはそういう道義的な国家をどのように建設するべきかヴィジョンが無かったように思う。

たとえば廃仏毀釈は西郷の在官中に起っている。

このような結果を導いて、西郷はどのように日本を道義的な国家にしようと思ったのだろうか?
西郷にして火を消そうと油を注ぐ結果を人生の中においてもたらしたといえるのではないだろうか。

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