券を頂いたので行ってまいりました。
入場口で粗品進呈。これはありがたいです。
絵のほうはさらっと。いわゆるややいかめしい意味での精神性、本格的な感じを目指している人だと思うんですけど、絵から伝わって来る雰囲気は意外とかわいらしいもの。
「夜想譜」は夜の無人のメリーゴーランドなんですが、不気味さを残しつつ、どこかきらっとした明るさがあるのが良いところです。
他にあった城を描いたものなども、少女漫画家がガッシュで描いた背景、といった趣があって、そういう方向性のこの人の作品をもっと見たいなぁ、と思いました。
代表作っぽい「生々」のまるっこい豚の中にも、この明るさがあるのが、作品に大きく価値を加えていると思います。
「月満つ」は黒々とした葉の中、牧谿風に鳥の目線で語らせる作品。
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