千葉市美術館 浮世絵師渓斎英泉その2

#その他芸術、アート

町山さんは上杉さん批判を繰り返して、それ自体は良いのですが、メディアに纏わる大きな問題は存在しない、というところまで持っていこうとするのが真の狙いのようで、それはいくらなんでも無理筋だと思います。

町山さんは(ご自身がお世話になっている)大手メディアの批判はあまりされませんが、玉川さんなど局所的な例外を除いて、かなり酷かった、というのが私がみて実際に感じたことで、これは多くの方もそう思われているのではないでしょうか。

放射線と放射能を意図的に誤解させるような姑息な解説を専門家がしていたり、「格納容器の健全性は維持されていると思われる」という枝野発言に沿った原子炉解説が圧倒的に主流だったと思います。

テレビも新聞も「さしあたり健康に被害に大きな被害の無いレベル」という枝野発言に沿った健康についての報道が大体だったと思います。

メルトダウンも政府が認めかけた瞬間は認めたのかもしれませんが、あとはメルトスルーの発表まで、農業新聞や地方紙などを除いてメルトダウンは起きていないという前提で報道されていたと思います。

三号機の爆発も流したとはいえ、事態の重要さと較べると流れた量は、そういうこともあったかな、といったレヴェルで、テレビをかなり見ていたほうだった私も、はじめてみたのはいくらか後日にネットで見たのが最初です。

各国が大きく非難区域をとる中で、政府の非難区域に関する批判もありませんでした。これは現状でも深刻な汚染地域だけみても同心円に収まっていませんし、深刻な破局的な事故がおきた際はさらに致命的なミスだったと思います。

speediについても、nhkが一部を公開していたり、インターネットで多くの人がドイツの拡散予想などを確認している状態で、大手メディアがまったく気が付かないというのは、信じる方が無理でしょう。はじめてその存在について質問されたのは隨分後だったと思いますが、speediにおけるメディアの不作為による罪は、日ごろ話題に上るよりずっと大きいと思います。

おかしな文脈や不作為もとても大きな問題で、例えば事故から少したった頃に流れた放射性物質を含んだ採石場の石を使って家を建ててしまった、というニュースでは一番の原因元であるにもかかわらず、私のみた範囲で東電と絡めたテレビ報道は皆無で、単語すら聞く事はなかったと思います。

当時は天竜川の川下りの強制捜査と比較されましたが、本来ならこれだけで強制捜査のレヴェルなのではないかと思います。そして実際はゴルフ場から、命に関わるものまで、問題は他にも腐るほどあります。そういう批判は必要だと思うのですが、聞いたことがありません。

私は何回かTBSの時事川柳に東電が長らく登場しなかったことを挙げましたが、これがメディアの態度を判りやすく代表しているといって良いと思います。

上杉さんを批判するのはいいのですが、それでメディア擁護にまで流れてしまうと、間違えることになってしまうと思います。大手メディアと政府・原子力ムラの悪い意味での一体性は疑いようも無かった。

他にも町山さんは民主党が官僚に斬り込んでいると言っているのですが、まったく真逆ですよ。
民主党が官僚と戦っているという狂言をしっかりみれば、判ると思います。
都合の悪い情報が耳に入らなくなっているのではないでしょうか。

また、メディアに大きな問題が無いとしたら、これまでデモが超巨大規模になるまで報道されなかったことはどう説明されるんでしょうか。電力会社とメディアの旅行の話とかはどう解釈されるのでしょうか。フジテレビには元東電の役員が入り込んでいますけど、これで公平性を確保できていると思いますか。
他にも普通の意味で東電に利益があるとは思えない巨額の広告費などと、各種の報道の不作為、間違えとこういった事を結びつけるのは普通の考えだと思うのです。

以前から、不自然に各社社説が一斉に変わったりすることを、多くの人が奇異の目で指摘しています。消費税・原発・小沢・追及されないマニフェスト破り、すべて足並みが揃いすぎていると思います。テレビ・新聞の報道をしっかりみて、ご自身の裏づけを持って調べてみられることをお勧めします。

直接の圧力があるのか、それとも逆らうと不利益をこうむる程度のゆるい圧力なのかはわかりませんが、メディアの論調になんだかの力が働いていて、それを跳ね返せていない、という状況が至るところにあるのは確定的で、それは非常にまずいことなのではないかということですね。

一方、デモでは記者クラブメディアだけ立ち入り禁止区域に入れる特権があったようで、甘い汁です。
坂本龍一さんが来た時にメディアが一斉に取り囲んで、危なかったみたいですけど、撮らないと帰って怒られるから必死なのでしょう。本来は危ない時は下がるのが良識で、日勤教育じゃないですけど、それを許さない風土があるんでしょうね。事故が起きる(起きそうになる)メカニズムとしては同じものだと思います。

ラジオでは堀尾さんがデモの人数は前回は二万人で今回は一万九千人。先週よりは減っています、というニュースを流していましたけど、デモの人数は雨にもかかわらず警視庁調べでも増えており、データの出所が不明です。どうやら鎮火しつつあるという事を言いたいもようですが。
この人はどうもだめですねぇ。もとNHKという面からみればズバリですが。
TBSの夕方にたまに良い報道をやっているのをみかけますが、堀尾さんとはまったく関係ないようですね。

その警視庁調べですが【スクープ】「首相官邸前デモの参加者数、実は警視庁は発表していなかった」という謎(http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120707-00000301-alterna-soci)という記事が出ましたけど、本当だとしたら記者クラブの腐乱状態は目を覆うばかりです。

これもまったく後追いで検証したりテレビ・新聞側はしないんでしょうけど、まずい事をしても放っておけばなんとかなるのが今までだったと思うんですけど、ネットがある時代で通用なくなっていると思います。その認識の差が、メディアと市民の極大化した軋轢の原因になっていると思います。

それと、こういうカルテルまがいのことが利き続けてしまうのは、やはりチャンネル数の少なさが直接の原因と言って良いくらいでしょう。
びびる大木さんが台湾でも百チャンネル以上あってびっくりした、とラジオでいっていましたけど、日本でチャンネル数が少ないのは利権と関係しており、ここを直すのが非常に社会にプラスになると思います。
併せてやれば良いですが、クロスオーナーシップの禁止よりはるかに有効かも知れません。

テレビ新聞は小沢たたきに躍起ですが、民主党のマニフェスト違反は明らかであり、それを検証しない新聞はでんぱであるばかりか、省庁の管理下で健全な自発性を疑われている状態だと思います。
小沢を批判する前に民主党を批判しない新聞は偏向していると思います。

NHKではETV特集のスタッフが社内で厳重注意を受けたそうですけど、注意をした人間の個人名がわからないのが残念です。歴史にレッドカードを貰うのは注意した側ですね。

7月10日には福島県双葉町の井戸川克隆町長が、放射線量汚染マップの未公表を猛烈に批判したそうですが(http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00227179.html)テレビでは未だにみていません。大津の事件の次くらいに来るべきニュースだと思います。

7月7日の日テレの午後7時半ではべっきーが被災した野生動物を救いたい、と犬を救っていたのですが、やはり前にも言ったとおり、彼らが放置されていているのは、東電が賠償を減らしたいから、という理由に他ならず、ここを報道しないのは、本質的な解決に繋がらないと思います。もちろんこの番組で何匹かの犬は救われたのかもしれませんが、テレビが提案するべき本質的な解決をなおざりにして、変な美談にしてしまうのはおかしいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました