12月2日大竹まこと ゴールデンラジオ! ゲスト金子勝(慶應義塾大学経済学部教授) その2

#その他文化活動

続いては「民主主義はいらない」という国際情勢を憂慮。

しかし、これは中国はすぐ禁輸したり圧力をかけたり爆買いを禁止したりできるのにこちらはできないという点で旧西側の世界に不満がたまる点は理解できます。

なので民主主義を捨てようとしている自由世界以上に中国など開発独裁の国を批判する必要があると思うのですが、その点日本の「リベラル」はバランスを欠いていると思います。

ここら辺は金子さんにも同じことが言えます。

やっぱり日本の旧来からの「リベラル」は旧共産圏と分かちがたいのかなと思ってしまうのですけど。

私がずっと言っていたことで「(インタビュー)イスラムと欧米 イスラム思想家、タリク・ラマダンさん」(http://www.asahi.com/articles/DA3S12617922.html)でメディアで指摘されているのを初めて読みましたけど、イスラム系の人たちが欧米でだけ権利を主張して、自分たちの母国ではその他の人に全く自由が認められていないという片務性は理不尽です。

また、イスラーム社会内部でISILのようなものを壊滅させていこうという機運が極めて弱いようにみえるのも全く納得できません。

そういう意味ではある種、「右傾化」して自衛しなければならないという風になるのは納得できます。より良いあり得る路線としては全て右傾化するのではなくて、移民や難民についてアラブ諸国に責任を求めるなり、多少絞って、その他はすべてリベラルな政策を保っていくのが良いと思う。

イスラームについては別として、今のイスラム世界に対する疑問は尽きません。そういった所も強く批判していくべきだと思うのですけど、日本の「リベラル」系の人や金子さんもそういうのはやりませんね。

こういうのは言論としてバランスを欠いていると思う。

また、アメリカは伝統的に中国を外交的に苦手にしているといわれて、それに文化的な解釈が加えられたりしてきましたが、結局は中国は独裁なので常に外交においても不可測性をちらつかせることができ、民主主義国家が容易に外交で勝ちがたいというのがあったのだと思う。

トランプは「不可測性」という言葉を使っていましたけど、アメリカ外交にも不可測性を盛り込んでより外交的な果実を得たいというのは、多くのアメリカ国民の願いなのだと思います。

実際に「一つの中国」の折衝では、中国は多少面食らっているのではないか。

TPPは法案を日本だけ急ぐとそこをたたき台にして2国間協定でさらに譲歩を迫られる。「白紙にしておいた方がよい」とのこと。これは言わなくてはならないのに大手メディア・テレビでは聞かない視点ですね。

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