出光美術館 日本の美・発見V―「笑(わらい)」のこころ その4

#その他芸術、アート

8月1日の荒川強啓さんのラジオでは、本人は居ませんでしたけど、原子力規制委員会の委員長を田中俊一にする人事について、賛否両論であると伝えていていましたけど、賛は原子力ムラからのものでしょう。
この人は前に報ステの映像で、反原子力ムラがあるといっていましたけど、反原発は非合理でも利益共同体でもなく、ムラだと言い返せば良いというものではないと思います。

同じく8月1日の報ステでは三浦さんが田中俊一人事に触れつつ、人材がいないとして、推進側の知識を生かさないとやっていけない、といっていましたけど、反原発を通してきた人材・技術者を総動員して要所に据えて、それでもやって行けない時にはじめていうべき言葉であって、今の状況でいうべき事ではないと思います。

nhkでは昼0時のニュースで田中氏の研究側にいたので産業とは関係していない、という言葉を紹介していましたが、原子力研究開発機構の利害代表であって、その拝金主義的な過去の発言をジャーナリズムは突くべきです。

大竹まことさんは人生経験合を積んで、本当のお金持ちは働いていないということがわかった、といっていましたけど、この田中という人が所属している「高度情報科学技術研究機構」なる実体定かならぬ再就職先の機関もその類の可能性が高いでしょう。

マス・メディアが大きく取り上げないから、事実上黙認されているだけで、合法の中の違法といっても良い位の存在だと思います。

8月1日ののTBSの午後6時8分ごろのニュースでは東電の結算についてやっていて、燃料費が高騰していて赤字になっている、としていましたけど、原発の維持費などが嵩んでいるから、というのが正しい理由です。
6時間後のNHKのニュースでも同じ事を言っていて、恥じも外聞もありません。そもそも活断層の報告をまったく無視して原発を建てる会社が悪いのです。

NHKでは福島のタコを築地に出荷するということで、東京の人の本当の気持ちがわかる、という福島の人の声を紹介していましたけど、「風評被害」という東電被害についてのコメントでしょうか。漁業については東電が責任を負うべきであって、生産者と消費者は対立してはいけません。NHKはこの原則を意図的に忘れて、キャンペーンに適合する声を拾っていると思います。

偽装表示の防止や、外食・中食などで、口に入れたくない人は口に入れなく済む流通の管理は最低だと思います。

水俣病は患者の期限切りで話題が集まっています。
患者隠しは行政が患者を名乗った人に対してマイナス以上の対価を払えていないせいであって、つまり拝金主義のせいだと思います。当たり前ですけど、とても重要な基本だとおもいます。
こういうのもまた国会事故調よろしく「日本文化」のせいにする人がいますけど、むしろ病気は江戸時代は神様に近いものと受け取られたりして、地域でちゃんと暮らしていけたんですよね。

「乞食や障碍者はのような弱者は追い払」うのが「文明開化というものなのだった。」(文明国をめざして (全集 日本の歴史 13) 牧原 憲夫 (著) 124ページ)らしく、隠すようなことがある、というのは、明治以来の排除の思想と政策の方向性のせいである、ということを大いに強調して置きたいと思います。

橋下市長はまた文楽の人達に色々言っているようで、断片的な言葉しか拾っていませんけど、笑えます。ただ司馬遼太郎さんのように「癒し」というくらいしか文化に価値を与えない人に限って、結構慇懃に文化に対して振舞うんですよね。あなたのやっていることは癒しにしかなりませんよ、位言って、論争した方が良いくらいだとも思います。

そういう点では率直な事をやっているな、という印象はあります。
良心的に取れば、文楽を攻撃することで、魅力をわかり易く解説するような反論を期待しているのかもしれませんね。

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