何か短い間に色々事件がありましたけど、キリギリス人と吉里吉里人で思い出したんですけど、井上ひさしさんって最後にどんでん返しが多いんですよね。仏教的無常観といわれることもありますけど「ブッダ最後の旅―大パリニッバーナ経 (岩波文庫) 」(中村 元 (翻訳)) の最後に書いてあるように、仏教の無常観は無常だから修行せよ、という無常観です。井上ひさしさんのどんでん返しはどちらかというと空しさが残るというか、積み上げを否定する刹那主義だと思うんですよね。無思想であることを思想として標榜されていた人ですし、仏教由来ではないと考えるのが妥当ではないかと思います。
「道元の冒険」で道元を精神病患者と並べていましたけど、そういう仏教的な積み上げを否定するような人だったと思います。エッセイ集みていくと文庫本の5巻の128ページなど、いくつか文章がありますけど、やはり禅自体に対する共感は無いみたいなんですよね。個人としての道元の内面を生活を掘り下げた、とありましたけど、この戯曲を読んでそういうものは私は感じませんでした。
アメリカ的ともいえるし、英将秘訣を引用して述べられる司馬遼太郎さんの人生観に似たものがあります。初期の司馬小説には刹那主義的なメッセージを持ったものもあるみたいですね。江戸時代に遡れば山本常朝に同じような刹那主義が見出せるといいます。
AKB自体にも秋元(康)さんがポストモダン的といいますか、結局は運といった刹那主義的な所があると思うんですよね。当然運はものすごく必要なんですけど、アイドルの力を、時代に合った合わないかぐらいで、相対的に見すぎていると思うんですよね。AKBは成長をみせることを標榜していますけど、アイドルに成長する縦軸を認めていない、余り重視していないと思うのですよね。
そういう中で、そういう曲が歌われる中で、起きた事件なのかな、とも感じます。
補足すると、前に、あっちゃんは普通の人といいましたけど、たかみなさんはさらに輪をかけて普通の人なんですよね。というかあんまり良くない。
アップルのジョブズみたいなもので、大島さんがいたのが運が良かった、というのが単純な真相だと思います。
(ちなみに葉隠は江戸時代では極めて限定的にしか流布されず、批判的に読まれることもあり、武士道の典型としては取り上げられず、むしろその逆の内容であるとのこと。それを武士道の典型として取り上げたのは旧日本軍なのだそうです。(江戸武士の日常生活 (講談社選書メチエ) 柴田 純 (著)) )
2月3日の午後10時40分のフジのミスターサンデーでは日本のみそぎ文化、と紹介していましたけど、むしろ責任回避であって、本当にみそぎをして清らかになりたいのだったらすっぱりやめるでしょう。
現代と過去の伝統を一直線に結ぶことには細心の注意を払わねばなりません。たとえば日本中で安保反対と叫んでいたのは少し前ですが、あの頃と今の日本人を較べても百八十度違うといって良いのではないでしょうか。
丸刈りするより先に間違えを正すべきだ、という中国の人の投書がありましたけど、それに尽きます。
素粒子はまた「サムライの切腹のよう。」とまた、江戸期の習慣と古い体育会系の気質を重ねていましたけど、切腹は責任を取ることであり、今回は責任逃れであった、という180度逆の状況があります。
あんまり誰も言いませんけど、比較するべきは某議員がちょんまげを切ったやつだと思うんですよね。
CNNが後追いで同じような主旨の記事を書いたみたいですけど、軽率に書くので影響を与えてしまったのではないでしょうか。
とにかくここは秋元(康)さんが身体を削らせることばかりしてきたから、切羽詰ると身体を削ればいいんだろう、とばかりに自傷する人が多いんですよね。AKBの身の削り方は凄いと芸人の方が感嘆されていましたよね。番組で頭から突っ込んだことがあるみぃちゃんは代表でしょうね。
体罰問題の時期と重なっていて関連させていく論調もみられましたけど、特に関係ないといって良いでしょう。ただ、どちらも軍隊的な中から生まれてきたという意味では同じともいえます。
みぃちゃんは、心をどんどん綺麗にすれば表情もどんどん綺麗になりますので、是非鍛錬を重ねて生まれ変わって欲しいと思います。
あと踊りが上手いという話しを聞いたので、みてみたんですけど、やっぱり体幹の動きが無くて、率直に言ってパラパラっぽいと思うんですよね。こういったところを正面から捉えて心身を良いほうに向けていってもらいたいと思います。とりあえず手首でもこまめに振ってみてください。
柏木さんについては、ご本人の話が無いと何もいえません。
説明されるか、謝罪されるか、早い方が良いと思います。
今回も取り上げないテレビと、恐らく圧力をかけた電通・秋元(康)さんか事務所には反吐が出ます。ニュースもこんな感じでやって、みんな恥じる様子もなくしれっとしているんですよね。
大島さんのフライデーは今回も素晴らしかったと思います!おやすみなさーい。
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