東京国立博物館 日中国交正常化40周年 東京国立博物館140周年 特別展「書聖 王羲之」後期 その4

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震災から二年の当日は、メディアに関する検証番組が皆無なのも非常におかしいと思います。お互いに批判しあわないのもおかしくまさに、赤信号みんなで渡れば怖くない。

「「死者いないはうそ」=福島大教授、原発事故の影響訴え―東京【震災2年】」(http://news.livedoor.com/article/detail/7489465/)は1300人にものぼるというのは、極めて重いことです。このうち何人の人生をメディアは報じたのでしょうか。

これは太田光の得意の意見で、さらに「原発意見聴取会もヤラセ?電力会社社員「原発どんどん作れ。福島で死んだ人いない」」(http://news.livedoor.com/article/detail/6763643/)というニュースを観た時には唖然としたものですけど、改めてしてはならない勘違いであることが分かります。

せめて猛省してもらいたいですけどきっとそういう気持ちにはならない人達なのでしょう。

3月14日の朝日新聞の後ろのほうには小沢の秘書裁判に「単純ミス」という言葉が。その前のページに載っている癌を放置した事件も「単純ミス」といえると思いますが、その一方で、たとえば東電が国会事故調の調査を明かりがなくて見えないとしたものはなぜ単純ミスで何事もなく済まされるのか。

これは今後の原発政策にかかわり、ひいては人の生き死になどにも関わることですが、そのような追及をしない新聞・テレビにも非常に非があると思うのです。

3月13日のTBSの午後五時半頃のニュースでは、今年給料が上がられたのなら去年もあげられたのではないか、と言っていましたけど、その通りだと思います。明るい見通しがでた(ということにしている)のでしょうけど、それにしても実質は余り変わっていないはず。

普天間の移設もいきなり埋め立てることが決まりだしましたし、自民党政権を(短期的に)上手くいっているように見せかけたい人達が広く存在するように思います。

TPPは難色を示していた議員が一斉に賛成に雪崩を打っているようですけど、騙すほうも騙されるほうも、といいますか最初から騙されてはいないのでしょう。国民も政治家も嘘を付き合っているのです。

党内の競り合いの茶番はみていて、あほくさいというより、日本という国でこのようなことが行われているということに、心苦しい思いが致します。

3月14日の玉川さんのそもそも総研ではTPPを取り上げていましたけど、おおよそ普段から耳にタコができるほど聞いている内容で、羽鳥さん始めスタジオの人達が衝撃を受けていることに逆に衝撃を受けます。

すでに条件闘争をできるような段階ではなく入ったら抜けられないだろう、ISDS条項などがあり内政干渉どころが名実ともに植民地になり、国の経済を売り渡す内容であるという〆。

それじゃあ今までのこの番組の他の時間での報道、他局や新聞を含めたメディアでの報道はなんなのか、という所の考察が無い所がやはり急所を欠いています。

ここでいうとテレ朝全体としてはここで言いましたよ、ということになるのでしょうが、他の偏向報道の嵐の中ではアリバイ作りに過ぎない質量といって差し支えないでしょう。

やってますよというふりをして逆方向を向いているのが一番性質が悪いと思うのですけど、玉川さんはちゃんと踏み込まないと朝日という組織のそういった歯車のひとつになるだけだと思います。

「TPP 米、車・保険で譲歩要求」(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013031202000130.html)ということで、あのアメリカべったりの前原が余りにもアメリカに都合の良い条件だったので民主党政権はTPPに参加決定をすることができなかった、といったということが話題に。

3月14日の文化放送の「夕やけ寺ちゃん 活動中」の「ニュース・本音と建前」というコーナーによると、東京新聞がスクープとして取り上げただけで、朝日・読売といったその他の新聞はほとんど取り上げてなく、守秘義務違反ではないかという論調すら見られるとのこと。

秘密会議があるといわれていますが、官僚からの報道のしかたの通達に忠実なのだと思います。輸出関連企業の広告費のせいであるという説もありますが、企業も結局はこれでは儲からないでしょう。それに、NHKについては政府に予算を握られているという別の条件がありますが、広告では説明できませんからね。

極めて不気味な横並の理性の欠いた報道があまりにも不自然で、そこになんらかの力が働いているのは確実だと思います。そういった意思決定の過程を伏せているのも非常に問題だと思います。

あまり良いことではないですけど、民主党の功績として、余りにも軽すぎるが故に政府の屋台骨が透けて見えた、ということがありますけど、これもそういった意味での良い情報といえるでしょう。

15日にTPP交渉参加を表明した直後は、各局どこを回しても(MXなどは除く)農家が我慢をすれば日本は繁栄するといわんばかりの特集が乱れ打ち。
捏造的な内容で、文脈的に農家に対するいじめだと思います。大人がやっていれば世話ないと思います。

政府の試算を根拠に、経済の、経済と連呼するところも非常に違和感が。
仮に、仮に農業だけに絞ったとして、仮に、それで上手くいって経済性に適合したとしても、やはりそれだけの視点で良いのかということも言っておきたいと思います。

「福井 農業はまさに耕し育むカルチャーですからね。」(カラー版 地中海都市周遊 (中公新書) 陣内 秀信 福井 憲彦 (著) )という文章を読んだんですけど、戦後の農業を本当に大事にしないばらまき政策を考える時に、文化軽視の風潮と関連して捉えるのが重要だと思います。農業は文化でもあるわけですから。

たとえばTPP推進で、文化の予算を切っていった大阪のブレーンであった古賀茂明さんは農家の大規模化論者なわけですけど、これでは海外の巨大規模の農家に太刀打ちできないと同時に、小規模で質を上げて行く農業というのはまさに文化としての農業を育てていくという発想なわけです。
なのでこういう古賀さんの発想は背景に文化軽視があるのだとおもうのです。
農業に生産以上の評価をしていない所から、大規模化という意見が生まれてくるのだと思うのです。

農業にしても漁業にしても文化として捉えていって、それをより質の高いものとして育んで行く。こういう発想が必要だと思います。上に引いた文章では観光なども視野に入っていますが、質の高いものにはそういった付加価値がどんどんついてくるもの。そしてそのことが真の競争力と質の高い生活をはぐくんでゆくことでしょう。

3月14日の報ステのお天気では西田敏之さんの歌を流していましたけど、やはり震災以降は西田さんの歌の上手さがとても身に染みます。これと比べると例えば、NHKのニュース9の大越アナウンサーですとか、感情を込めようとしているんですが、まったく籠っていない事が良く分かりますよね。

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