オリンピックでは都知事の失言が話題になっていますが、当初ごまかそうとしましたね。国内ならそれで通用するのかもしれませんが、ニューヨークタイムズは、自分たちにミスはないと主張。デモを規制しても報道されず、「東電病院」でいいくるめられる国内メディアと違って、しっかり反発されると実態が露呈します。
「謝罪した都知事」と5月1日のモーニングバードではナレーションを挟んでいましたが、このコメントでは謝罪をしたとはいえません。
日本でメディアとの間に厳しい質問のやり取りが無いことは大きく関係していると思います。
同番組中早稲田大学スポーツ科学学術院教授の原田宗彦さんが「良くも悪くも猪瀬都知事=東京が注目されている」としましたが、二宮清純さんがいっていた通り良い方向に進むことはありません。ほかにも専門家のインタヴューが流れましたが批判は皆無。都知事と対立しない為に批判をしないでやり過ごそうとしているのではないでしょうか。そういった事を勘定に入れないで批判をしないと、また同じようなことが繰り返されます。そういったぬるい世界にいることで生まれた失言といえるでしょう。
基本として、フォーマルな場で他国の宗教に容易に触れるべきではありません。公人だということで率直にいわせて貰えば、やはり、底が浅いのにぺらぺら喋るからだ、といわざるを得ません。
「とべさる」でフィフィさんがいうには、世界で五人に一人がイスラム教徒。キリスト教徒や仏教徒がなにをかしても宗教の名前で報道されないのにイスラムだけ報道される。これはネガキャンである。そういったことも分からずにこういう風に話してしてしまうのは勉強不足である。イスラムと関係が悪くなるのがもったいない。とのことで、小泉以来の失策といえるでしょう。
4月30日のNHKの午後7時ごろのニュースでは燃料費の上昇で各電力会社が赤字、というニュースを相変わらず流していましたが、原発の維持費などがかかっているためであって、原発の無い沖縄電力は赤字ではありません。また燃料による赤字に絞ってみても、それは僅少であるといわれます(http://blogs.yahoo.co.jp/ffggd456/53375345.html)。
旅行や電力債によって、原子力ムラ報道を繰り返しているのではないでしょうか。今までの報道をすべて振り返って、間違えて報道をしていましたと率直に振り返るべきです。
この日の電力会社の図ではこの前と違って(http://blogs.yahoo.co.jp/ffggd456/53468101.html)
沖縄電力が図中に出ていましたけど、さすがにまずいと思ったのか、それとも視聴者からの非難があったんですかね。しかし出してしまうと、火力の燃料費で赤字に陥っているというNHKがつき続けてきた嘘がばれてしまうという不都合なものですが。
5月1日の朝日新聞朝刊では「原発のコスト」とややぼやけた表現になっていて、柏崎刈羽原発が再稼動できないことを挙げていましたが、燃料費を前面に押し出す愚を悟り始めたのでしょうか。
このまえ朝日新聞は最盛期に極めて小さくしか取り上げなかった脱原発デモの記事を大きく載せましたが、内容は沈静化しているというもの。かつて真っ盛りの時の記事でも、載せたかと思うとそういう内容でありました。
たとえばこの記事はこの前に1万5千人が集まった「さよなら原発」集会より扱いがずっと大きいものです。
旅行や広告料や記者クラブによって原子力ムラ的な脱原発の流れを報じない方向に特化しているのではないでしょうか。
5月2日の玉川さんのそもそも総研では、小林よしのりを出していましたけど、嘘八百で日本軍を美化して若者に影響を与えたのがこの人で、今問題になっているヘイトデモの大きな源流だと思います。
改憲派なのに改正に反対、ということで出ていましたけど、憲法といっても沢山の項目があるのでそういった人がいるのは当然で、この人でも……!という文脈で出すほどのことではないと思います。朝から全国ネットで流してはいけないものを流してしまったのではないでしょうか。
極端な事を言って若者の気を引くのが好きな人で、最近48Gに取り付いているのもそういった欲が原点にあるのだろうと思います。そういう視点でみると漫画・歴史修正主義・48Gが一直線に並びますよね。極端に言えばそれしか判断基準がなく、振り返ってみるとその活動は社会的に極めてマイナスのものが多かったといえるでしょう。(http://blogs.yahoo.co.jp/ffggd456/53343679.html)
一水会の人はテレ朝は昔から良く出しますよね。「バランス」を取っているということなのでしょうか。それにしても、そもそもこの人達は右翼なんですかね?
しかし一水会の人でも国旗国歌は明治以来といっていて、明治とそれ以前をしっかり区別していましたね。ここをごっちゃにしてしまうのは、現代ではすでに著しく教養を欠くとまで言えるのではないでしょうか。
こうやってみていくと、今の若者は右傾化といわれていますけど、例えば一水会系の意味での右傾化とも異なります。
それは小林よしのりや、網野善彦さんが「鬼子」(日本とは何か 日本の歴史〈00〉 [単行本]網野 善彦 (著) 334ページ)と表現する所の西尾幹二らの歴史修正主義の系譜に連なるといえるでしょう。
彼らの言説が、彼らが強く活動した期間を過ぎて、彼らを離れてネットで自己増殖したもののように思います。
そういった意味でも非常に罪が大きいといえます。
テレ朝では六本木ヒルズ10周年ということで、地下の発電所を紹介していて、計画停電の時には近隣にも電力供給をした、と胸を張っていましたが、実際は日本は原発を抱えているため電気料金が高く、各企業やビルが自家発電を備えているのが実情であって、本来なら原発事故以前にそのことは報道によって国民に知らされなければなりませんでした。
原子力ムラから広告費を受け取っていたetcがためにそれを報道しなかったのは当のテレビ局なのです。そしてそのことに対する反省がないことが、そういったことを抜かした、美談調の報道に繋がっていると言えます。事故後も原発は安いかのような報道を延々と繰り返しました。
計画停電の時にテレビ局は放送し続けましたが、情報が必要であるとか、それでも休んだ方が良い、もしくはスタジオは節電するべきだ、とか色々な議論がありました。
私が思うには、当時の各局の報道に際立った違いは無く、いくつかが順番に休んでも問題が無かったといえると思います。鉄道などのインフラが止っていることを考えれば、ピークぐらいは休んでもよかった。
それにしても計画停電の検証はあらゆるメディアでまったくみません。本来はとても重要だと思うのです。計画停電に参加しなかったので他人事になっているのではないでしょうか。
計画停電はそれ自体が不必要な恣意的なものだったのではないかという疑惑があり、またその停電のさせ方も恣意的なものだったのではといわれています。古賀茂明さんの家だけ停電して回りは煌々と明かりがついていた、などという笑い話にもなら無い様な話も聞きます。
ここのところ富士山が世界遺産に登録された話で持ちきりですが、4割くらいは北斎のおかげでしょう?!
鎌倉についてはおかしいと思います。私はこの前も長谷寺で大仏を観てきましたが、鎌倉は仏像の宝庫です。武家の文化が理解できないのではないでしょうか。
シドニーのオペラハウスですとか、主旨が違うのではないかと思いますけど、そういう中で言ったら、鎌倉は格が違うと思います。
房総の仏たちもまた、その芳香の余韻を伝えるものであるといえましょう。
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