「甲状腺被曝、公表の10倍 福島第一作業員、半数未受診」(http://www.asahi.com/national/update/0719/TKY201307180504.html)といったことも私が見ている範囲で、テレビでみることはありません。
「米の原発廃炉 三菱重工に賠償要求」(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130719/k10013140401000.html)は、今後原発輸出をする時に必ずセットで伝えなければならないニュースです。殺人事件と比べると、報道は全く見かけませんが。
「経産省が新組織原発マネー1300万円もらった研究者も再稼働後押しか」(http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-07-17/2013071701_04_1.html)も伝えられません。
「“アツすぎる”高校野球 球児たちの「物語」にネットは冷めた視線」(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130719-00000564-san-base)と甲子園が盛り上がっていますが、この炎天下でトーナメントをさせて、高野連は収入を得てうはうはであるという状態で、高野連は本当に精神が腐りきっていると思います。
また、これを批判しないメディアもひどい拝金主義に陥っているといえるでしょう。なんでもきれいごとに報道して恥じない姿勢は、まさに嘘つきのものです。
炎天下で校庭で持久走をさせたということで、モーニングバードでの尾木ママをはじめ、少し考えればやってはいけないということがわかるだろう、という調子でテレビでは報道されていましたが、圧倒的に大規模な甲子園については沈黙したままです。まさに赤信号の世界です。。
また、やはり、球児の内側からの声も改革には必要だと思います。
7月18日の午後5時15分ごろのTBSのNスタでは、若者の投票率の低下を憂うニュースをやっていましたが、ネットで原発が争点として注目される中で、アベノミクスを煽り、争点はねじれ、もしくは目立った争点がないなどといっているメディアがいうのは、白々しいを通り越して噴飯ものです。
本編では若者に向けて、子供の時にどのようなことで叱られたか、というようなアンケートを取って公開している、ということをやっていましたが、それよりもっと本格的な、原発に対する姿勢などを聞いてまとめてネットで公開しているものがあります。そのような本格的なものを報道しないで、このような末節の取り組みだけを取り上げるのか。報道局としての責務を果たしていません。
大手メディアはわざとなんでしょうけど、やたら本筋を外した話ばかりを報道する時がありますが、これもその一つなのでしょう。
また選挙特番のCMで、日本はどこへ行くのか。などと煽っていますが、これまた実に白々しい。
続いての日テレでは北朝鮮報道を繰り返していて、総書記が女子のサッカーチームに指導に来た、と言っていましたが、指導はしないでしょう。考えないで、あちらの報道をそのまま流したものでしょう。
このあとの番組では、総書記がだれが作った何を食べたか、ということまでやっていて、イギリスの皇室に近似したかのような扱い。もっと報道するべき事柄がいくらでもある中で、この問題をこのような角度からの報道するというのはどういうことなのか。
7月18日のニュース9の番組終わりには三国連太郎さんの葬儀についてやっており、大越キャスターは「俳優は作品が残っていいな」といっていましたけど、そんなことを言わず、歴史的な震災を受けた正念場のこの時期に恥ずかしい原子力ムラ報道だけではなく、まともな報道を残すべきだといえましょう。
現実と全く乖離したところで、どうでもいいことを考えているように思えてならないのです。
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