8月23日の大竹まことさんのラジオでは、終息宣言に疑問を呈していましたけど、汚染水の問題は終息宣言のせいとも言えます。
「被災者支援法 速やかな対応求め住民提訴」(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130822/k10013958751000.html)がツイッターの問題があった水野靖久参事官が、あいまいなままの解決、と語っていたそれであることを指摘。
あの時に何をあいまいにしたのかといった本質的な報道をメディアが避けたのも非常に大きく、提訴せざるを得ないことになりました。
メインでは福島県双葉町町長だった井戸川克隆さん。
郡山や福島はチェルノブイリ基準では人が住んではいけない区域。それを知らせないで安全教育ばかりしている。とのこと。これも端的にメディアの罪でもあって、いまだに大本営発表を続けて恥じることがないのです。
私が思うに、そういった図を見ると、いわきなど場所によってはもっとひどいレヴェルなのですが、それでスパ・リゾートハワイアンにお客を呼ぼうなどと、NHKなどテレビでやっているのは正気の沙汰ではありません。東電がすべて賠償して、安定した再就職先も全員に用意するべきなのです。そのようにいわなければならないのです。
また町長曰く、用語の間違いが二つあって、一つは風評被害。これは実害である。地位のある人が風評被害と連発すること自体がひどいこと。とのこと。
ど忘れしたということで最後まで語られませんでしたが、もうひとつはおそらく自主避難でしょう。棄民状態にしておいて、これほど許せない用語はありません。
ゲストの室井佑月さんは風評被害というのはおかしいと言ったら福島の人から抗議があったそうですが、これは国と戦えないのでないことにしてやり過ごそうということでしょう。
国や東電と戦う道を選ばない限り福島に未来はありません。それは原発事故が起きた過程と同じことなのです。
100ベクレルとか50ベクレルというのは食べてはいけない。現状回復が必要である。という井戸川元町長のお話。
speediを隠したのは福島県である。福島の知事は安全だといえと国をせっついていた。とのこと。
ポッドキャストがありますので、ぜひ聞いてみてください。
あんまり暗い話題ばかりだとよくありませんので、明るい話を探せば、原発関連で私が一番いいニュースだと思うのは、ネットの匿名掲示板で原発が安い、というと馬鹿にされるようになってきたことですね。これは震災直後では考えられなかったことです。
ネットの匿名掲示板はむき出しの本音が戦わされる場ですから、そういうところでこのような変化があるというのは大きい。
やはり何も動いていないようで、脱原発は深化しているな、というのが私の感じたことです。
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