8月30日のフジの夕方のニュースでは、良性の腫瘍だと思って内視鏡手術で小さく腫瘍を取ったら実は悪性で全身に広がってしまったという若い女性のダンスの先生を特集していましたが、本当に悲劇的です。なぜこのようなことが起きるのか、しっかり補償はされたのか。そういったことすら、後の祭りにしか過ぎないことで、本当に大変なことだと思います。
一方その日の夜には「総合診療医 ドクターG」をNHKでやっていましたけど、この番組は嫌いなんですよね。現代医療の驕りを感じさせるというか、いまだに診断がつかなかったりする病気の人も多く、誤診断も多いことは胸に留めてみるべきものであるし、番組制作の中にそのような発想を盛り込むべきではないでしょうか。
8月30日のテレ東のアベノミクス特集は100人中94人が効果が実感がなく、商店街でも2店を除いて円安の弊害などを訴える店ばかり。こんなものでしょう。
投資家は煽って売り抜けるつもりだ、という浜矩子さんの解説がありましたが、そう考えると「今でしょ!」の流行語とかも、経済状況との関連があるのですかね。
立ち読みした文芸春秋では消費税について座談会をやっていましたけど、反アベノミクスで目立っている浜矩子さんは消費税増税賛成派なんですね。
国土強靭化の話などは出てきていなかったように思うのですが、そのようなものに消えるといわれる現状で、財政のためといって(それも非常に怪しいですが)増税を推進するのは能天気といわざるを得ないのではないでしょうか。
またやはり、発送電分離や電波オークションをはじめ、制度の仕組みなどで改善できるところはものすごくたくさんあります。
それを放置して消費増税は順番が違いますし、体質改善をしないで、血圧が高いとしたら血圧を下げる薬を、飲み続けるようなことになるのではないでしょうか。
やはりこの前書いたような、イギリスの轍をなぞっているように思います。(http://blogs.yahoo.co.jp/ffggd456/53480422.html)
逆進性については浜さんは「グラデーションをつける」という風に、ものによって税率を変えるという主張。発言者の一人は「消費税に逆進性はないと思っている」といっていましたけど、いくらなんでもそれはないでしょう。
大手メディアは私の知る範囲では、特別会計について全く取り上げませんでしたけど、この対談でも取り上げられなかったと思うのですが、無視してよいのですかね。
テレ東の「未来世紀ジパング」の「大草原の国モンゴル…知られざる親日国」(http://www.tv-tokyo.co.jp/zipangu/)は面白かったですね。いろいろな協力の可能性がありそうです。
だんだん親日国行脚の旅と化していてるこの番組ですが、逆に言うと、軍部の馬鹿な動きがどれほど罪深かったのか、ということが強く感じられます。
この番組では「コーヒーとゴリラの楽園・ルワンダ奇跡の復興」も面白かったですし、他局の日本にいる外国人の里帰りを追った番組のルワンダ編もとても面白かったですが「(記者有論)ルワンダ 隣国の紛争になぜ加担する 吉田美智子」(http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201308260580.html)という記事も見かけましたので、注意したいところ。
「「原爆投下も国際法違反か」シリア化学兵器使用で米国務省に質問飛ぶ」(http://sankei.jp.msn.com/world/news/130829/amr13082912260006-n1.htm)もテレビなどではまるで観ませんけど、日本こそが正面から取り上げて国民的な議論をしなければいけないものです。
8月29日の荻上チキさんのラジオでは原子物理学者の早野龍五さんがが、福島の地元の給食を福島産に切り替えてもセシウムの量は変わらなかった。非常に気にする保護者の方もいたがそのようなことは無かった。といっていましたけど、そもそも産地で分けてしまうのは、食品の検査と情報の公開が極めて不十分で、産地で分けるしか消費者にとって自衛の手段がなかったことに由来することを指摘するべきでしょう。
福島在住の医療ジャーナリスト藍原寛子さんのお話は、父母の子供に対する不安に行政は向き合うべきだ、というお話でしたが、チェルノブイリとの比較であるとか、区域に即した話がなかったのが非常にもの足りませんでした。
ネットでは同番組の田原総一郎の汚染水はもう大丈夫発言が話題になっていますけど、この人はテレビのジャーナリズムを擬人化したような人だと思います。
いかにも歯切れが良いかのように装う装飾が、不実の極みです。
tbsの報道特集では汚染水問題を取り上げていましたが、東電の破綻処理についてはやはりなし。
拝金主義に陥り、大本営発表と化し、原子力ムラに入ムラしたままなのではないでしょうか。
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