東京都美術館 【特別展】ルーヴル美術館展地中海 四千年のものがたり その39

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「明治に人権尊重「五日市憲法」 皇后さま強く感銘」(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013102002000120.html)は江戸時代に育っていた人権思想を正面から評価した卓見です。

しかし本当に皇后は見識高いと思います。皇后がいなかったら、今頃皇室はつぶれていた可能性も高いですよね。宮中に入ったらひどくいじめられたそうですけど、愚かな話ではないですか。

細見るい氏の「貿易赤字、過去最長の15カ月連続 33年ぶりに更新」(http://www.asahi.com/articles/TKY201310210016.html)には

「原発がほとんど停止しているため、火力発電への依存が強まり、燃料の原油や液化天然ガス(LNG)の輸入額が高止まりしていることも、貿易赤字を長引かせている大きな要因だ。」とありますが、以前にそもそも総研で取り上げていた通り、輸入量はほとんど震災前と変わっておらず、原発停止によって貿易赤字が増えているというのは虚構です。

ただ少し前の番組ですので、もしデータが変わっているというのであれば、過去の報道を訂正して、 iPS細胞の誤報騒動の時のような検証記事を大きくのせて、データを載せ、その上でこのような記事を始めて書くべきです。

LNGについても、いまだに高く買っている総括原価方式の弊害を指摘するのが正しい報道ではないでしょうか。

日本の貿易赤字は技術革新に失敗して日本に売る商品がないのが原因です。それは新自由主義が既得権の再生産に終始して革新を生まない仕組みであるからであり、小泉構造改革路線の失敗を物語るものなのです。

その本質をごまかして日本の病を長引かせようとしている記事であるといえるでしょう。それはその再生産のど真ん中に新聞社が存在しているからなのです。

本当に原子力ムラは恥も外聞もありません。

一方、テレビではまた東京ガスの意味のないCMが増えてきて、極めて不愉快です。

総括原価方式から還流するシステムは改めなければいけないというのが、震災の教訓だったはずです。

まったく、そのように振り返りもせず、問題にもせず、拝金主義のの向こうで、ほっかむりを決め込んでいるのではないでしょうか。これはとても大きな倫理違反です。

しばらく減っていたように思うのは、そのような批判を避けるために、ほとぼりがさめるのを待っていたのでしょう。本当にいやらしくも腐っている精神構造だと思います。

今朝一番の「天野祐吉さん死去 「広告批評」「CM天気図」」(http://www.asahi.com/articles/TKY201310200248.html)は驚き。

団塊は利権に巻かれろ的な人が多いんですけど、その少し上の世代は、それなりにものをしっかり言う人の層に厚みがあるんですよね。天野さんはそういう人の一人だったように思います。(下の世代はさらに爆笑問題の太田のようなのがいて、目も当てられませんが)

昔はかなりテレビ出演も多かった人なんですけど、最近はさっぱり。ものをいうから邪魔だ、という感じが製作者側にあったのだと思います。

肺炎は予防の注射を自治体で推奨しているみたいなので、特にお年を召されている方は、打っておいた方が安全なのでしょうね。

10月21日のとべさるでは5月16日のとべさるの天野祐吉さんとのトークが放送されていて「まず、総理から前線へ」という糸井重里さんのコピーをほめていた話を。まったくこの通りで、政府にはこの原則を守ってもらいたいと思います。

報道特集ではイラク派兵についてやっていましたけど、小泉の無責任な、戦闘地域がわかるわけはない発言に対し、元防衛省のトップは、仁ではない、とのコメント。

政治家は自分の子供が派遣される気持ちで考えるべきだ。適当に言い訳して世襲をさせるのではなく、自衛隊員にさせるのが筋だったのではないか。

NHKのニュース9では一番最後に触れ、施設にランドセルが届いた伊達直人運動の時のインタヴューで、昭和のころは貧乏で繋がりがあったが今は真逆だ、と言っていたということをやっていましたが、これではただの懐古的な人物のようです。

平和へのメッセージなど、天野さんの本領とする発言は、もっと違うところにあります。そのようなものが伝えられないのは極めて残念なことです。

NHKで流すには、すでにそれは「刺激的すぎるメッセージ」になってしまっているということでしょう。

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