太田記念美術館 歌川広重「月に雁」-花鳥風月の美 その11

#その他芸術、アート

NHKのニュース9では山本太郎さんの直訴を取り上げましたが、その動機を「現状を伝えたかった」としてその内容には触れず。内容に触れないでどのように視聴者に判断を促すというのであろうか。

その手紙の内容は、子供たちの未来や、作業員の被ばくについての話で、これは非常に重要なことです。

天皇についてはともかくとして、このような場所でやると、必ず電波に乗ります。このような手段で状況を訴えることは、現状から考えて、判断として常識的だったと思います。

政治利用ではないか、という記者の詰め寄りをなんとなく伝えるだけで、このことや内容に対する局の意見はなし。菅官房長官の苦虫を噛み潰したような会見を伝えるのみ。アナウンサーも厳しい表情で伝えるもので、全体として、けしからん批判、と言える内容だったのではないでしょうか。

精確に言うと、けしからんと自分たちの口で言わないで、そういうことを言っている人たちの映像だけを流したものといえるでしょう。

自分たちの気持ちを代弁してくれたと思っている人も多いと聞きます。作業員や被災地の子供たちに無作為に聞いた映像などを流すべきだったのではないか。身元がわかる状態だと圧力がかかるというので、匿名でやるべきですが。

眼を塞いで何も見えないようにしながら、いかんいかん、と言っているような報道だったといえるでしょう。

お天気コーナーの前の止めのニュースは「薬ネット販売「対面と同等に」要請」(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131031/k10015725071000.html)。売る方の意見だけを流して、その反対の意見は流しません。こういったことをするとバランスを欠いた意見によって世論が形成されるのではないか。

「「宗教信じてないならお守りをズタズタに切って」 宗教学者と大学教授の対談が話題に」(http://getnews.jp/archives/445401)が話題になっているらしく、ネットでもやたらと注目を集めているみたいですけど、なんでもりあがっているのか、というところを分析してみると「宗教を信じている自分を認めたくない」ということに収斂するような気がします。

廃仏毀釈以来の、宗教がない方が文明化されている、という意識に基づくものでしょう。ネットでは最近「土人」というスラングをよく見かけますけど、宗教を信じている人たちに対する優越意識、というのがこの言葉の中に一つの要素として含まれているように思います。差別の温床にもなっている意識だといえます。

しかし、無宗教はともかくとして、それに類するような生きる指針がない人間はいわゆる禽獣以下です(動物の皆様には申し訳ありませんが、こういう言葉なので・・・http://blogs.yahoo.co.jp/ffggd456/52724477.html)。原発事故に偽装など、日本の倫理が問われている事件は枚挙にいとまがありませんが、それは実際にそういう方向に向かっているということでしょう。

どちらが土人なのか。禽獣以下なのはどちらなのか、ということです。

宗教というと随分おかしなイメージがありますが、その実際は、伝統によって磨き上げられた、精神・身体両面の文化の総体といってよいものです。
こういう感覚が日本の惨状を招いている、ということに、国全体が気が付いて、行きわたった時に、だいぶんましな国になっていくのだと思います。

この文章について言えば、レリジョンの訳語という意味でなければ、宗教とは読んで字のごとく、宗とする教えであって、人生を貫徹するような、人としての方向性に深く根ざすもののことです。そういったものが無くなったけど雰囲気だけなんとなく残っている、ということを示したものでしょう。

「幹部人事を一元化 与党が公務員制度改革を了承」(http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000015141.html)は天下りだと非難を受けるので現役のうちに出向させようというニュース。さらに人事交流と称して天下りが増える結果になります。

10月31日のモーニングバードではこのようなことを説明してから、玉川さんが天下りについて、癒着と、天下りのための独法が出来たりしてお金が無駄になる、という二点のデメリットを指摘。

それを受けて小松靖アナウンサー「難しいですよね、この前徹底的にやって、それで反発を受けて物事が進まない、ということがあったし。」といっていましたけど、民主党政権下で公務員改革は公約に反して骨抜きになっており、全く事実とはことなります。

このようにおべっかを使って事実を曲げるメディアがあるから、天下り天国のような制度が通ってしまうのです。

あの内容で強すぎるといっていては、いつまでたっても公務員制度改革は緒に付きません。強さではなく政策実現の手段に注目するべきなのではないでしょうか。

そもそも総研では特定秘密保護法を特集。まだやっていませんでしたよね。非常に遅すぎたのではないか。

玉川さんはテレビの中では比較では確かによくやっているほうですけど、ここまで進んでからというのは八百長の雰囲気も漂いますよね。

主なアングルは、「立川反戦ビラ配布事件」はラーメンビラなどでは逮捕されず、権力がこの内容だからということで逮捕したわけだが、そういったことを法律に基づいて大っぴらにできるようになるのではないか、といったようなこと。

自衛隊についての取材の相談をするだけで逮捕されるような事態になるのではないか。起訴されなくても逮捕されただけで社会的な信用はすべて失墜してしまう、とのこと。

町村議員の挙動不審はネットでも話題になっています。やっぱり話しぶりなどで、内容もかなり判断できるということですね。

高木美保さんは、テロリストならすぐに区別がつくだろうけど、と前置きをして意見を述べていましたが、欧米でのテロリスト認定の難しさを全く踏まえていない議論です。非常におかしいです。

他には、ざっと調べた限りでは、例えば河野太郎はこのことについては何もやっていないみたいですね。どういう性質の人なのかがこういった所からもわかりますよね。

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