5月23日大竹まことゴールデンラジオ!

#その他文化活動

23日の大竹まことさんのラジオのゲストはブラック企業と戦う今野晴貴さん。

辞めさせるのには、いじめ型や放置型といったようなものがあるということで、前者の例はくら寿司などですね。

大竹さんは東電の多重下請けの話などを出していましたが、東電は古くからのブラック企業であるともいえます。

かつての企業が全部社員の生活を請け負っていた代りに、かなり制約無く働かせていたのに対して、いまは社員の生活も保障しないし際限なく働かせる、ということになってきているとのこと。欧米のように契約が無い、という指摘。

そういった移行期間の中で起こっている倫理違反という側面がある模様。

大竹さんも室井さんも、自分たちには契約が無い、と戸惑っていましたけど、それで結構よく回っている感じですよね。このまま契約社会に移行した方が良いのか、というと違う気もします。

契約によって新たに生まれる既得権や、倫理違反、作業を途中でほったらかすなどの問題も出てくるでしょう。

最近よく目にする、メジャーリーグの契約主義的なところも、実力主義から遠ざかって、既得権を保護する性格が強いところなど、観ていて嫌なところも多いですよね。

折角、徳川綱吉以来などと最近は言われますけど、気遣いであるとか変に非倫理的なことをしない精神が日本の中で醸成されているので、そういった強みを生かすことから言っても、あまりぎすぎすした契約社会にはしない方が良いと思うんですよね。江戸時代は契約社会だったともいわれますから、必要なところは必要なのですけど。

昔の社員丸抱えの企業の中にも、社員を気遣う所から、やっぱりかなり無茶ことをやらせるところまでピンキリだったと思うんですよね。日本型経営の善良なやり方を目指すのが日本の文化風土から言って合理的なのではないかと感じています。

そのために必要なのは、しかるべき法改正ののちに、やはり文化力ですね。

努力すれば無条件で報われるというのではなく、ブラック企業のようなものがあるのだということを教育の中で教えなければならない、ということ。

悪しき努力主義への批判を含んだ問題であるもよう。

今回そういう話にはならなくて、日本独特の精神主義の問題を指摘して終わりましたが「日本人はいつから勤勉になったか」「日本人はいつから時間厳守になったか」といった研究の中で明らかになってきたことですが、日本特有のガンバリズム的なものは、近代以降に醸成された。しかも実は本格的には戦後に広がったものだ、ということを、やっぱり強調したいですね。

これも変に日本文化に責任を押し付けると、大きく間違いかねない問題だと思います。

インターバルでの小話では産んじゃった結婚ネタを。
これは、男気があるというより金満なだけなのでは。養育費は、日本人全体のイメージダウンにもなりかねないので出すべきではないと思います。

次のゲストの金子勝さんの所では、今回はかなり室井さんは控えめ。

吉田調書の流出についての話しで、ゲンダイによると犯人捜しをしているといわれているとのこと。

犯人探しをしている連中は隠した人間なので、隠した責任を取らせるべきです。

暫くたって影響が出ることが判明している放射能被害について言うと叩かれるのに、集団的自衛権ではたらればをいう。と室井さん。首尾一貫しないことが一貫している。と金子さん。

データを隠して影響がないと言い切る。逃げてデータが取れませんでしたと正直に謝ればよい。

吉田調書を国会議員すら見れない。

全電源喪失はあり得ないと言っていたのは安倍。今また世界最高の安全基準と言っている。

国民の諦めを待っている。

とのこと。

吉田照美さんのラジオではアルプスの故障など東電のずさんな廃炉作業について。
フィルターが壊れるといちいち生身の人間が直しに行かなければならず、大量に被曝してしまう。と廃炉作業の困難さについて。

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