俳優・渡辺謙が語る「仕事と家族」

#その他文化活動

30日のニュース9では「栃木・塩谷に候補地選定を通知 汚染ゴミ最終処分場」(http://www.asahi.com/articles/ASG7Z34Z1G7ZUUHB003.html)をやっていて、地元へのインタヴューでは日本百名水にも選ばれている現地から不安の声が。「風評被害で潰れちゃう」と町の人は言っていましたけど、風評被害なら被害が無いので問題ないだろう、といわれます。本当は実害なのですが、政府・テレビの刷り込みで「風評被害」という言葉を使ってしまうのが悲しいところ。
NHKがそういう部分をピックアップしたのはあるのでしょうけどね。

30日はブドウ泥棒が主なニュースとして流されましたけど、最近私の家に山梨から直送したと称する桃などを売りに来たり、果物を駅前で売っていたりするんですよね。

怪しまなければいけないのは悲しむべきことですが、通常の流通に乗らない果物を売っているのは確かです。

警察はこのような人たちを見つけたら積極的に調べる必要があるのではないか。寡聞にして盗んだものを売った人たちが捕まったというニュースは聞いたことが無いですよね。

何よりも、国の拝金主義的な政策がこういった泥棒をはびこらせているとしか思えないのです。

29日の報ステは古舘さんと渡辺謙さんの対談。渡辺謙さんが日本人は検証下手であるとか、原発、津波、サッカー日本代表などと絡めて深い話しを展開する一方で、古舘さんが途中でいきなり綿毛がどうとか話しの腰を折るのが印象的。

そこで違う話題に入ってもまた渡辺さんが先ほどの深い話につなげていったから良いですが、これで話があらぬ方向にいっていたら致命的なやり取りだったと思います。

古舘さんには

404 NOT FOUND | 社会通鑑~See through the media&society~

で書いたような個性があって、極端に言うとこれは古舘さんが画面に映っていない時にも、場のつくりに影響しています。常に緊迫感を出して視聴者をくぎ付けにしようという意識がものすごく強いんですよね。今回はそのマイナスの部分が出かかったのではないでしょうか。

結果的には変化が付いたということになるのでしょうか。

「トーキングブルース」を古舘さんが再開したという話に渡辺謙さんが切り出して移っていきましたが、そのせいなのか最近の古舘さんはテンションが高く、走りがちな印象。

全部振り切った感じで、それも面白いのかもしれませんが、落ち着いた深味も同時に滲み出るような番組になっていったらよいですよね。

渡辺さんの検証下手の話に戻ると、渡辺さんはその原因にまで言及しませんでしたが、国民性だという人もいます。
検証下手は国民性ではなく、利権構造の故というのが私の主張です。国民性で終わらせてしまうのは逃げだとも思っています。

その既得権でがんじがらめの構造も煎じ詰めて言えば、戦前から続く日本の体制が本質だと思っています。

渡辺謙は知性・教養・情熱を兼ね備えた日本を代表する俳優であることがわかりました。

終りでは、映画の宣伝をするとすぐ怒られる、と古舘さんは言っていましたけど、これぐらいならまぁまぁですけど、タイアップをしてドカンと収入を上げているものは電波の私物化です。宣伝に怒っている人は宣伝そのもの以上にその構造に怒っている人も多いでしょう。

理想的なことを言えば、テレビ局の報道番組からそういったものを変えていこうという提案が出て行って変わっていったらよいですよね。

ガイアの夜明けの「”和牛(WAGYU)”… その知られざる真相」は武田という人が海外に和牛の精子を流出させたという話を。

皆に安く和牛を食べてもらいたいから、といっていましたが、詭弁の極みです。だったら最初からその旨を和牛農家になる前に周りに宣言するべきではないか。

結局原発の交付金のように、今の自分が良ければよいという発想なのでしょう。

海外では和牛で登録せずに地域ブランドで行ってしまっているので、和牛であると認識されずになかなか売れないとのこと。ワールドワイドな戦略が無いがために潰れていく生産を観ていると心が痛みます。

29日の朝のラジオではアメリカではオスプレイの事故で、事故と認定する賠償金の額を倍にしたので表面上事故が無いようにみえるようになっているということを。非常に姑息です。

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