20日のたまむすびは古舘キャスターの生い立ちについて。報ステを受けるときに、久米さんに存在しない番組に司会者がいるはずがない、といわれて冷たいと思ったとのことですけど、筋から言うと久米さんのコメントは当然です。冷たいも何もないでしょう。
それで嫌いになった、今は半分どうのこうの、といっていましたけど、逆に自分が同じことをされたらどう思うのか。だまし討ちを容認するのか。スタッフに対して、久米さんに話を通しておいてくださいね、などというのが当たり前の感覚ではないか。
やっぱりニュース同様、感覚がづれているんですよね。
最初に思っていたんですけど、ああいう筋の通らない番組のキャスターを受けること自体が、そもそもおかしいんですよね。
なんでもプロレス実況出身だから裏を読む癖がついているとのこと。
ニュースで言いたいことが言えないという古舘さんの葛藤についても言っていましたが、たまちゃん自身はもう思いついたら言っているのでそういう葛藤はないとのこと。そもそも政治や事件に興味が無いから言いづらいことも浮かばないということなんですかね?
報道するべき重要なニュースの多くを報道していないテレビの中にいていくらなんでもそれはないのではないかと思います。
テレビは同日の「安倍首相、ゴルフ中断し官邸へ 大雨で情報連絡室を設置」(http://www.asahi.com/articles/ASG8N35PBG8NULFA009.html)
を報道せず。朝から大災害で大変だと言っている時に普通の感覚ではありません。かつて軍部は人の命などはがき代ほどだと思っていたそうですが(戦没者230万人:兵士を「駒」扱い 愚劣な軍事指導者たち 半藤一利さんインタビュー
(http://mainichi.jp/feature/news/20140815mog00m040002000c.html))その後継者であることを内外に示す狙いがあったのでしょう。
逆に人員の増強を指示した、ということだけを流す始末。このようなことを知らされないでは、有権者は正しい判断を下すことができません。
これはNスタではやっていましたね。
20日のとべさるでは凍土壁の失敗は安倍に相当の責任があると指摘。そもそも地下ダムを造らなかったのが失敗だったということを確認。
専門家から疑問が噴出していたものを安上がりだから強行したのであって、普通の感覚であれば東電の責任者と共に辞任は必至です。そのような責任感覚の欠片でもあれば、諸々含めて3ケタの回数辞任しなければなりませんが。
16日の「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」は「史上最強のJ-POP、それが軍歌、すなわち、"G-POP"!!"あなたの知らない軍歌の世界"特集リターンズ!」ということで軍歌特集。「英国東洋艦隊撃滅の歌」といった曲を流してNHKがこうやって煽っていたと説明。本当にNHKは何も学びません。
大本営発表から3時間で作っていた。丸山眞男の兄がこういった曲を作っていた、といった話を。
「爆弾ぐらいは手で受けよ!」「いざというときゃ体当たり。」
といった歌詞の笑うしかない曲が沢山出てきました。「戦う足立」が聴けなかったのは残念。私も物の参考に軍歌はいくらか聴いた時期があったんですけど、こういったものは知りませんね。現代の目から見ると流石におかしすぎるので復刻の企画の中で弾かれたんでしょうけど、こういうのを聴かないと実際の雰囲気はわかりませんよね。
エンタメの中に軍歌要素を組み込んだのが軍歌であって、本質はエンタメであるとのこと。
流行らないとダメで、資本主義の中で産まれて来たもの。
そういう点から言うと、いわゆる「もえみり」。「艦これ」やAKBによる自衛隊員募集は近いものであるとのこと。
実は現代と意外と近いものであるというお話。
エンタメと政府の接近は注視する必要があるということですね。
ニュースキャスターでは甲子園の肘への負担について北野武氏がいっていましたけど、テレビでこれを言うのは珍しいですよね。
本来ならそういった発言を積極的にしていくべき身体について勉強してきたはずの齋藤孝教授はそのことについては相槌すら打たず。
この人はテレビに出ていて恥ずかしくないのかというか、にやにや笑っているのがとも気持ち悪いと思います。
サンデーモーニングでは「遺族代表が出発 全国戦没者追悼式へ」(http://www.yomiuri.co.jp/local/miyazaki/news/20140814-OYTNT50117.html
)をやりましたが、問題になっている安倍の式辞について言及はなし。報道番組として考えられない癒着といえるでしょう。
コメントを挟んだ二人のコメンテーターもその指摘はなし。盟友の岸井氏は言うに及ばず、佐高信とかぐにゃぐにゃした今と関係ない話しかしないんですよね。
しっかり不戦の誓いと加害責任について言っておけば、戦争といわずともいざこざが起きたときに、日本は本当に仕方が無く巻き込まれたのだな、という国際社会の声を得ることができるのに、これはそれを放棄したものです。
思考ゼロの安倍政権にこのようなことを言ってもどうしようもないですが、純戦略的にみても愚策中の愚策です。
これで「風をよむ」では平和を訴えるわけですが、相変わらず戦時中の責任に切り込む部分はなし。
「知識人」もこういう切り口でしか戦争を報道しないメディアの無責任が現状の極端な右傾化を招いているということを指摘せねばなりません。
女性のコメンテーター二人は加害を伝える大変さなどを語りましたが、具体的に加害に触れる部分はなし。浅井氏以外触れませんでしたが、実際の歴史的な加害をこういったところで具体的に口に出していくことが、伝えるうえで一番大切で圧力がかかるものなのです。
最近の女性は過度に社会のご機嫌をうかがうような人が多すぎますが、こういった所でもそれをとても感じます。
安住さんのラジオでは元野球選手の屋鋪要が鉄道文化人として登場。あの屋鋪ですね。子供のころから鉄ちゃんだったもよう。
高校野球でのヘッドスライディングは危ないからやめよう、子供がかわいそうだ、という提言。
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