２３日の大竹まことさんのラジオは「Ｌｉｓｔｅｎｉｎｇ:福島第１原発事故 県外進学、賠償返還請求 東電「避難終わった」」（http://mainichi.jp/journalism/listening/news/20141023org00m040003000c.html）について。
「賠償金の返還を求められたことが明らかになったのは東電社員以外では初めて。」
とのことで、ほとぼり冷めればなんとやら。悪いとか申し訳ないとか心が痛むとかこれっぽっちも感じていない、感じることができる能力が無いので、厳しい視線が少しでも和らげはすぐこれなのです。
悲劇が度を増してゆきますが、すべては破綻処理をしなかった、メディアが選択肢として実質隠蔽した、つけであるということが重要です。
二つ目は「拉致調査の責任者との面会 北朝鮮側と調整」（http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141023/k10015625091000.html）について。
前から書いている通り、安倍政権の支持率稼ぎに大手メディアが食いついた（もしくは政府との癒着の中であえて食いついた）ものであって、被害者は拉致被害者家族を筆頭に国民です。
なぜこのようなことをしたのか検証と、再発防止策、責任の所在を突き止めることが必要です。
大竹さんは「花火上がって何もない」ということが繰り返されていると指摘。
「ゼロ回答はしないでくれ、とお願いに行く」感じとのこと。
国益を削って支持率に換える安倍政権を支持するのは、国を削る行為とイコールであるといえます。
この日は盛りだくさんで「「労働者派遣法改正案」で何が変わる」（http://www.tv-asahi.co.jp/dap/bangumi/hst/news/detail.php?news_id=40088）についてもやっていて、短期で雇い止めを食らっているようだ、とのこと。
２２日のとべさるの冒頭は、盆栽の輸出が伸びているというトピック。
やっぱりこれからは文化ですよね。文化力による輸出というものが人の生き方の多様性をもたらし、本質的な意味で生活を豊かにします。
得手に帆を揚げよ、といった生き方も文化の多様性を尊重して後に初めて可能になるのです。
これからは経済的な面も含めて文化の時代ですよね。
とべさるにはおすピーの二人組が出てきますが、原発に反対して以降活動範囲が明らかに文化放送内に狭まりましたよね。
こういう際での不条理は、売れななっただけでしょ、で済まされかねないのが非常に問題なんですよね。
一方で原発文化人といわれるタレントたちは無傷。たとえば、草野仁さんが出てきたら、このような不条理をしっかり思い返して、はらわたを煮え繰り返させるのが市民としての務めだと思います。
そういうことはテレビが報道しないので脳裏に浮かびにくいですが、このことを報道しないこと自体が、欺瞞です。
これでは節を守った人たちも浮かばれない（どころか逆に振り落されている）。危険ドラッグなどと同じで、一番社会の歪めているのは大手メディアです。
本のメディアでも、寺島実郎など自分のお友達は原発文化人の範疇に入れないような佐高信（この人の本は政治家については書かれているのに官僚は入っていませんよね）ではなくて、もっとしっかりした人にこの問題を中立にまとめてもらいたいと思います。
２３日のとべさるの冒頭は経産相の不正支出についてですが、テレビはこれのインサイダーの部分は取り上げせんね。
この日のゲストは高須クリニックの高須院長。
照美さんが集団的自衛権について振ると、大いに結構、個人だけで存在しているわけでないんだから国に尽くさなくてはいけない、と発言。
閣議決定で勝手に決めたことについて聞くと、これも大いに結構、とのこと。
戦争になったらどうするのか、と聞くと、プールしてある資金があるのでそれをもって海外に逃げるとのこと。
国に尽くすべきだといった最初の答えと明らかに矛盾しています。
右傾化や原子力複合体の一員になる人が多いことについてはいろいろ言われていますけど、「保守」だと政府が味方で暴力装置である右翼がいて、色々なレヴェルで官からも保護される、というのがあると思うんですよね。
いわゆるリベラル系の人は口汚くののしったりしないのが通例で、そういう意味でも攻撃されないという安心感がある。これが右傾化を招いていると思うのです。
つまり彼らの「思想」は思想信条ではなく功利主義に過ぎないと。（かつての軍部やファシズムもそうであって）
なのでリベラル系の人も確りとんでもない「保守」がいたら攻撃する。合法で倫理的な範囲で彼らの立場を極限まで不利にしていくということが必要だと思うんです。
２３日のニュース９では、大越キャスターが、避難指示区域についてマスコミは深刻だ深刻だと言いすぎる、と苦言。
のとおり、賠償打ち切りなどについて伝えることはなく、NHKは常に東電の代弁者です。まさに人としておかしい報道といえます。
OBもその偏向ぶりに驚いていると言いますが、梨の礫。
それにしてもこれだけ嘘と汚濁にまみれた報道ばかりしておいて、これだけ偉そうに振る舞える人の精神構造は一体何なんなのかと思います。
ポスト松平の急先鋒と言えましょう。（すでに超えた？）
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