支えられたイラク人 後藤さんにメッセージ

#その他文化活動

15日の大竹まことさんのラジオは記事を引用して、エジプトへの2億円の資金提供は人道的なもので評価できるだろう。という前提からの今回の外交批判。

イスラエルの旗の前でやったのは良くなかったとのことですが、そもそも安倍が資金を提供した先は民主的な政権を倒してできた軍事独裁政権です。

ここが意外と共有されていないことに驚きます。テレビでやらないので自分からしつこく情報を取りにいかないと分からないのでしょうね。

あれだけしつこく中東の特集を組んでいましたけど、この重要な前提は伝えられるのを聞いたことがありません。ここからも大手メディアの腐敗ぶりが覗えます。

続いてはどうしてこうなったのか追求しないメディアを批判。

日本をアメリカの戦争に巻き込むチャンスと、テロとの戦いを叫ぶメディアですが、検証がまるでないのは情けないという言葉と通り越してのブラックさです。

欧米のメディアはむしろ逆に武力だけでは殲滅できないということをかなり詳しく、口酸っぱく言っている感じ。好対照とすら言える状況。

ただ、地上部隊を投入したくないな、といった感じの雰囲気が濃厚ゆえの議論のような気もします。

またそういった視点もプラグマティズムから来ている以上のものではないことをアラブは見越して感じているでしょうから、そういう角度からの処置が本当に実用として合理的なのか、という疑問も感じます。

それでも力で押すよりは良いでしょうけどね。

とべさるはアメリカ人のパックンが「テロ攻撃を受けた先輩」からのメッセージということですけど、今回のことをテロ攻撃を受けたと認識すること自体に大いに疑問があります。ましてや911とは質量ともにかけ離れています。

まず、熱狂に駆り立てられていた当時のアメリカを回顧。

当時のアメリカはブッシュをほめたたえる言説が渦巻いでいましたが、振り返ってみればやっぱりあほばっかりでしたよね。

911の倍のアメリカ人兵士が亡くなった。他にもいろんな国の人がたくさん死んだ、とのこと。

だから日本は頭を冷やした方が良い。2次災害3次災害を防ぐべきだ、とのこと。

世論もそうだけど、ネオコンと言われる人が石油会社やっていたり、軍需産業があるんだと思うんですよね。そして日本にもそういう影は強そうです。

中央政府を作ったつもりだがうまくいかなかった、とのこと。

作ったつもりといっても、最後まで責任を持たないのが無責任です。

剣を見せびらかしているフセインの映像が良く流れていてあほらしかったですけど、今思えばあそこら辺を抑えていくにはああいう威圧が必要だというのは大きかったのでしょう。

パックンのオピニオンは景気よく世界の貧困が克服されつつあるというお話を!

でも言い辛いんですけど、超極貧国の人にテロをやる余裕が出てきたから、テロが増えてきている気も、、、、、そもそもそういう人たちを極貧に追い込んだ世界の環境が悪かったんですね。

意外とつながっている話になりますかね?

3日のニュース9では後藤さんがイラクでのがん治療に携わっていたということで、10年前に後藤さん本人が撮影した白血病の少女の映像を放送。

しかし劣化ウラン弾との関係は言わず。これではなぜイラクくんだりまで行ってがんの治療に携わっているのか理解できないでしょう。

合政府的に放送しようとすると必ず文脈が歪みます。そして政府へおもねった瞬間それは報道ではない、鬼胎を孕んだ未来への予告になるのです。

テロに狙われるのは「平和国家の日本でも例外ではないことがわかりました」と大越キャスターは番組の最後にいっていましたが、イラク戦争で失敗して、責任も取らず検証もせずメディアもそれを報じず、平和国家から逸脱しその軌道修正をしないまま米英偏重の硬直した外交に傾斜し続けたからです。

全くそのことを検証せずに、平和国家でも狙われるとは何事か。

この最後のつぶやきは本当に何とかしてほしいとおもいます。せっかくスポーツ選手のさわやかさに感心しているところに、いきなり腐ったものを投げ込まれるような気持なのです。

メディアは後藤さんの活動の文脈のつまみ食いをして報道していますが、本来なら湯川ー石破ラインとその本質に迫らなければなりません。メディアとして死んでいるどころではない状況です。

テレビ局の局員は同じ映像はばかり流して本人たちも飽き飽きしていたとのこと。何倍も迷惑なのはその同じ映像をみせられる視聴者です。

やることをやらずに、足で稼がず、ニュースのアングルを考えず、人からもらってきた様な、他人の褌で楽をするようなことばかりをするのであれば、電波使用権は返納するべきです。

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