朝日新聞朝刊2013~4年 冬~春 その5

#その他文化活動

「(リレーおぴにおん)お金の人間学:1 借金で崖っぷちの恐怖 六角精児さん」(http://www.asahi.com/articles/DA3S11022290.html)では「パチンコや消費者金融のテレビCMがお茶の間に流れていたり、東京でカジノ解禁を目指したりする風潮に強い違和感を覚えます。依存症の恐怖と、その背後に隠れている借金の恐ろしさについての認識が欠如しています。」が、テレビや新聞記者が伝えないまっとうな感覚。

テレビの池上彰さんの東京湾特集では、東京湾の未来を提示していて、反対という話も出てるけど、と前置きしてカジノも置いていましたけど、こういった認識の欠如を感じ、とても違和感がありました。推進の議連と付き合いがあったりするのでしょうが、根本的なところに持つべき感覚が無いなと感じました。

また、池上さんが上のような、とても大事なことなのに、テレビの利益に関わることには触れていない(私が観た範囲で)ということは、こういう番組を観るときに、常に頭の隅に置いておくべきだと言えます。

「(未来への発想委員会)地方分権を問い直す:上」の萱野稔人さんのコラムは地方分権礼賛に警鐘を鳴らす文章で「予算の規模も小さくなるし」とありますが、税源移譲は当然前提でしょう。余計なものを造らないで集中させれば、むしろ今までより集中するべきところに資力が集中するようになるのではないか。

笹子トンネル崩落事故に象徴されたインフラ費の無駄遣いが削られ、安全性が向上するのも大きいですし、官庁からよどんだ利権をひきはがし、中央の組織が引き締まるのも大きな効果です。

過疎になって地域が地方分権を担えなくなることが心配されていますが、地方に自律的な予算の裁量が無いことが、地域から活気を奪い過疎化を押し広げているといえます。

まずはマイナスを取り除くことが重要です。そのような方向性で成功させれば、国土を均等に使え、出生率の向上にも貢献すると思います。

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