大竹まことさんのラジオのゲストは高橋和夫さん。
イラクではシーア派が多いからシーア派が勝つのは当たり前。選挙で勝った方が何でもやっていいというのではいけない、とのこと。
国内問題でもなんでも同じことと言えます。
安倍総理の中東歴訪は大ニュースなのだが日本のメディアは報道しない、意味を問わない。私の所に取材に来たのは中国の香港のメディアだけだ、とのこと。
中国と日本は競争するより協調した方が石油を安く買えるので、協調するべきだとのこと。
次のゲストは金子勝さん。
今売れている本はみんな暗い本であるとのこと。
そこで明るい内容の、再分配か金持ち優遇か、成長か脱成長か、というような20世紀的枠組みを壊す本を出したという話。
とにかく暗い空気になると突破口は戦争しかないということになるから、そういう暗いものが流行っている風潮の逆を行きたいとのこと。
こういうざっくりとした歴史からの学び方は良いと思いますね。
私は、大きな災害の後は意識的に落ち着く、リベラルな方向性を大切にする、ということが大切だと思います。
これは関東大震災以降の日本の歴史の流れに学んでいます。これをきっかけに大正ロマンの時代から、大政翼賛的にいきなり切り替わっていったわけですが、どうしても極端に全体主義化しやすくなる傾向がある。
この流れはメディアなどを通して日本国民の間にもっと共有されるべきだと強く思います。
ここを持ちこたえれば、以降はそこそこ良くなっていくと思うので、凌ぎ甲斐がある場面だと感じています。
あとは江戸時代よろしくユーモア・笑いを大切にすることが大切ですね。
細かい仕組みに注目しがちですしそれが大切なこともあるのですが、巨視的に空気に注目することが大切だと思います。
ウィンドウズのように独占されているものがある一方で開放するOSを作る動きが出てきている。
こういう水とか空気のようなものを開放して共有することが大切であるとのこと。
一人の大金持ではなく100人の金持を産む方が良いということですね、と太田さんのまとめ。
これからは需要を細かく吸い上げていくことが必要とのこと。賢い経済と呼びたいですね。
こういうのは今、たとえば身体界で筋肉量よりも筋肉の質を追求する動きが強まっているようなこととも符合する所です。環境問題もそうですけど、どこも質の追求が強くなっています。そういうものの経済版の議論なのかなという気がします。
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