吉田照美 飛べ!サルバドール 第607回 7月28日 サルバトラー パックン

#その他文化活動

28日の吉田照美さんのラジオのゲストはパックン。

ハーバードだけど流石だとか大したことが無いといった話を。私は少なくとも日本語能力にはとても感心します。

パックンは人身売買について。日本はそれに対する取り組みとして国際的に上から二番目の評価を与えられているとのこと。

アメリカが取り締まられることが多くて深刻なんだけど、日本では意識が違う、自覚されていないのではないか、というはなし。

フィリピン・パブをアメリカに批判されて、人身売買大国だ、と言われた時に世界の意識との違いが浮き彫りになりましたよね。

援助交際も人身売買の一つだ、「日本政府は黙認しているんじゃないか」とのこと。

これは全くその通りで、厳しく取り締まるべきです。

ただ、キリスト教的な倫理観で言うと売春は大罪であって、売春婦は罪深い最下層の人なのだそうですけど、日本では吉原から出てきた人は教養深いのでぜひ嫁に来てくれという話がひっきりなしだったそうなんですよね。

今回の海外と日本の意識のずれにはそういった文化的背景の違いも横たわっています。そこを見据えるとさらにもっと多くのことがわかるでしょう。

パックンのオピニオンは女子サッカーの話しの時

404 NOT FOUND | 社会通鑑~See through the media&society~

に続いて、欧米との微妙な文化的ずれが自覚されないで取り上げられる傾向がありますよね。

明治に、吉原が人身売買だと指摘された(経過も含めて半分くらい難癖ともいえる)ときも、こういった意識の違いは横たわっていたでしょう。

こういった意識の違いをしっかり自覚して見据えた上で、それを乗り越え打つべき手をどんどん打っていくべきなのです。

そういった売春婦へのタブー意識が無いことは社会的公正にもつながりますが、犯罪の温床を見過ごすことにもつながりかねないのです。吉原もまったく悲劇なのです。

ここを意識的に厳しくしていくことによって、伝統的な価値観のプラスの部分を享受るすることができるでしょう。

また、パックンは技能実習制度に言及。

パスポートを取り上げたり給料の大半を没収してしまう事例があるのだが、それに対する取り締まりが行われていない。「政府が黙認している」とのこと。

これはまさに取り締まらなければならない純正の人身売買です。

JKビジネスは「貧困からやらざるを得ない人もいる」と室さん。

本当に取り締まらければなりませんけど、こういったことを盛んにやっていたのも団塊世代だといわれているんですよね。

そういう経緯から言うとなかなか取り締まる態勢を作らないんだろうななどとも思ってしまいますが、我々が強く要求していかなければなりません。

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