(http://www.tv-asahi.co.jp/dap/bangumi/hst/news/detail.php?news_id=45193)では格差を打破するという視点からアメリカ大統領選・トランプ旋風を解説。
フロリダから中継する山口豊アナウンサーの背景は湾を挟んで片側が超高級住宅街で片側がスラム。
財界と政党のシステムが崩れているということで、これはピケティが言う戦後の所得に対する資産の増大が行きつくところまで行きついてカタストロフィを迎えたということを示しているのではないか。
ピケティの「格差の可視化」が効いている、社会に浸透してきているというのが今回の大統領選の重大な伏線なのかも。こういうのは薄く広く潜在的に効くので見逃しやすいものです。今回の大統領選に絡んで取り上げられたのは見たことが無いですね。
白人のブルーワーカーの平均死亡率が上がっているとのこと。
格差の理由として中国などで安い労働力が大量に供給されたからだ、グローバリゼーションの帰結だという人がいますけど、仮にそうだとして、中国の平均所得が上がるまで、ブルーワーカーに下駄をはかせて社会の分裂を防ぎソフトランディングするっていう構想を取るべきでしょう。そういう処置をするのが普通の感覚だと思うのですが。現に北欧とかはそういう路線を取っているという解釈もできますよね。
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