9月4日大竹まこと ゴールデンラジオ! ゲスト金子勝(慶應義塾大学経済学部教授) 竹田茂夫(経済学者)

#その他文化活動

竹田さんが言うにはアベノミクス、リフレ政策は「期待をコントロールしなきゃいけない」とのことで、「期待をしぼませることは口が裂けても言えない」のだそう。黒田日銀総裁はピーターパンが大好きで「絶対自分は空を飛べるんだ、と思うから飛べるんだ」といっているらしく、本当に戦時中っぽい回しがたくさん出てくる経済政策です。

「戦力の逐次投入はしない」と言っていたのに効かなかったので二回目をやった。逐次投入をしている。自分のいったことと違うことをしていることを行動で示している、と竹田さん。

「今アベノミクスって一言も言わないじゃん。」「期待を操作するんだからみんな黒田さんに操られなさい」と言っていると金子さん。
「人々の期待を操作するなんて不届きでしょう」とのこと。

「空を飛べるという命題が間違っていた」と大竹さん。

アマゾンをブラック企業の典型として、過酷労働の現場について議論が。

どちらかというと政策で解決していくべきだというニュアンスの金子さんに対して、国際競争の現実を見据えつつ、現場の理不尽な行いを告発するとか、ちっちゃな抵抗を積み重ねていくことが大切だ、と竹田さん。

ここで、金子さんはメディアの問題を出しましたけど、そういうちっちゃな抵抗を積み重ねても報道されないので結局なかったことにされるといった雰囲気のことを言っているような気がしました。

ここら辺は重要なディティールで、いわゆる一般に「学者」系の人は、メディアを「商業主義」「衆愚主義」などと言って批判しつつも、権力・利権・金の中での政府・業界との実際の癒着構造がみえていない論者が多いんですよね。

なんとなく文句を言いつつも、そこそこ普通に機能するものだと思い込んでいる節がある。実際は全くそうではないのです。

そこら辺は実際に社会に対して盛んに発信している金子さんの感覚が現実に根ざしていると感じました。

微妙に意見が違う二人ですけど、仲が良いし尊敬しあっているから正面からはやりあいませんよね。

結局はブッシュが悪い、との金子さんの〆。

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