では木村草太氏は舛添報道はメディア的に「おもしろかったから」多かったという指摘ですが、舛添報道が多かったのは「おもしろかった」からではなく自民党が切り離す決断をしたからです。
大竹さんに「悪質だなと思う所はありますか」ときかれて、これは舛添以外という意味だったんじゃないかと思うんですけど、漫画など舛添の遣い方の内容について。
甘利については後で触れましたけど、石原であるとか、安倍などのガソリン代、高市などの例を指摘するべきではないか。
また、舛添の中でもまだ甘いところで急所を外れている。聞き手の女性がしびれを切らして、家族旅行は駄目だったんじゃないか、と聞くと、「駄目ですね」とさらっと先に。
それに舛添の事件で話題になったのは、法律を守っていれば何をやっても良いのかということです。
また「“差別発言”での辞任勧告も 善光寺貫主「法的拘束力はない」」(http://www.mbs.jp/news/national/20160701/00000049.shtml)という事件も起こり、法律を守っていれば何をやっても良いのか、という事件が奇しくも頻発しています。
従来道徳が担っていたような部分まで法律に負わせようとする憲法学者である木村草太氏にはこのことについてコメントする義務があると思います。
このような法律を守っていればよいというような考えは木村氏のような専門家を含む法律主義義的な考えから生まれてきたものであり、また木村氏のような憲法学者はこういった社会的土壌を代表する存在として登場してきたのではないかと考えているのです。
次は不倫事件についてで、なんか面白くなかったですね。
「甘利さんの方が悪質な事案だとは思うんですね」ということで「関心の不公平」があるということですが、メディアの問題をすべて視聴者の関心と視聴率主義に還元するのは間違えのもとです。
ちょうど木村氏がそういったことを指摘しない力学がメディアが報道しない力学にもなっている。
次は日米地位協定についてで、日米地位協定だけではなく日本の刑法も視野に入れて議論しなければならない、とのことですけど、他の地位協定を改定している国々と比べると日本の刑法はそこまで劣っているんですかね?
取り調べ可視化など日本の司法の課題は多いですけど、もしこれが障害になるというのであれば(そうでなくてもですが)改定の申し入れとセットで素早く可視化しなければなりません。
ただこれは政府のサボタージュを助長する論理でもあると思うんですよね。まずは申し入れてそういう答えが返ってくるところまで進めるべきでしょう。
またこれは地位協定の中の多岐にわたるものの一つですからね。
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