は「自明性喪失の時代」ということで今までなら「やってはいけない」といわなくてもわかっていたことが、言わないと分からなくなった、という話。
相模原市の事件を、社会一般の空気と不可分の問題として提起し、一つの例として国際比較で貧困を政府が助けるべきか否かのアンケートで日本が断トツに助けるべきではないと答えた人が多かった調査を提示。
加藤諦三氏は資本主義社会の社会的な成功と失敗で全てを計る価値観が行き過ぎてしまった、と説明。
しかしこれでは資本主義発祥の地ともいえる欧州で助けるべきじゃないという数字が低いことが説明できません。
欧米の人は日本人に対してしばしば、キリスト教が無いから倫理観が低いと笑いますが、これはナンセンスな議論だとして笑い飛ばせるものではないと思う。
精神性を支えるものが今の日本には何もないのです。そしてそういった憂慮が全く番組・「知識人」の間から聞こえてこないことこそが重症なのです。
そういう人は多いですけど特に徳育を盛んに批判して、そういうアイディアも出さず、モラルハザードばかりを批判する人たちはマッチポンプ中のマッチポンプであって重症だと思う。
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