11月4日大竹まこと ゴールデンラジオ! ゲスト金子勝(慶應義塾大学経済学部教授)

#その他文化活動

はTPPについて。

山本農水相の発言などから「TPP絡みの人って利権屋で暴言大好きみたいなうさんくさい人達ばっかりじゃないですか。」とのこと。

日本では「リベラル」という言葉は長らく褒め言葉として使われて来たんですけど、アメリカでブッシュ・ジュニアが当選するころに、「アメリカではリべラルという言葉に弱さを感じる人がいる。一方保守には強さを感じる人がいる。アメリカでは保守というのはリベラルと拮抗する政治概念である」とメディアによって伝えられて、以降日本でもリベラルという言葉と保守という言葉の価値が拮抗してきたと感じます。

しかし、日本の「保守」というのはほぼ例外なく歴史修正主義や政官財のトライアングルの癒着の構造に存在するものであって、そういう意味ではそもそも日本には保守は存在していなかったのです。

日本の「保守」は欧米の保守ではなくそもそも犯罪者に等しい。

その補正として例えば中島岳志氏の登場があるわけですが、そのずれを意識せず、そういう団体・人をリベラルと拮抗する存在であるかのように扱ってきた思想界・言論界というのは罪深いと思うのです。

ラジオでは、アメリカは自動車の関税を25年下げなくて良い。農産物は10年か15年で全て裸にされるのに。とのその不平等を指摘。

5日の報ステでは「TPP関連法案はアベノミクスの鍵」と意味不明の報道。何がどう鍵なのか説明しなければなりません。

そういえばアベノミクスの正否を問うような報道はぱったりなくなりましたよね。
まじめに考えれば考えるほど政府批判に行きついてしまうからでしょう。

4月以降の報ステについては久米さんも論外として触れていませんでしたけど、久米さん時代からすると落ちぶれるところまで落ちぶれたというのが率直な感想です。

アメリカが嫌がっているのだから日本が損するわけがないという論調については「馬鹿、そいつ誰だよ、頭が悪すぎる」とばっさり。

大手メディアは大半がそうでしょう。論外なことです。

当然、ISDS条項でグローバル企業ばかりが儲かるようになり庶民の雇用は失われる、という話。

結局損なのになぜ安倍政権がTPPや辺野古を推進するのか、という説明はいまいち。

1960年代のようにアメリカに譲りながらやっていけばうまくいくということが習い性になっているが今の日本は弱くてそんなことはできない、といった説明。

自由貿易はいいことだ、で終わってしまう、自由貿易でもなんでもないのに。とのこと。

「アメリカになんか握られちゃってんじゃないかと思うくらい」とのこと。金子さん自身も自分で説明していていまいち何かかけると感じているのでしょう。

これは本当にいくらか推測はできるのですけど、確定的なことは言えませんね。

官僚でも、政治家でもいいので誰か内部の事情を知っている人が匿名で情報を流さなくてはいけない分野NO.1だと思うのですけど、そういう動きは見られませんね。若杉冽氏あたりでも知らないのかなぁ~。

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