荻上チキ・Session-22 2月14日(火)「東芝の巨額赤字。損失を生み出す原発事業をどうするのか」前半

#その他文化活動

TBSラジオ原発担当の崎山敏也記者が最初に説明するに、福島第一のメルトダウンした3号機、廃炉が決まった5号機は東芝製であるとのこと。

原発の受注は「社会主義計画経済のように仕事が振り分けられる」状況が2000年代に世界で原発が退潮している中ずっと続いてきたとのこと。

「若干経営危機で三菱も助けなければいけないということになっている」とのこと。

経済ジャーナリストの町田徹氏は、東芝は原発を「もっと早く切るべきだったのに」と当然の指摘。

「損切が出来なかっただけではなく、(原発が)また来るという夢を手放せなかった」と荻上氏の総括。これは別のものというより、損切りできない時のセットですよね。情勢の好転を願った日本の軍部もそうでした。

内部で異論を言うことができない社風だった、と東芝社員からのお便り。
10年前のウエスティングハウス買収時の社内報は礼賛一色だったとのこと。北朝鮮的にしか感じられません。
町田氏は「原子力は成長産業だ!」と東芝幹部から説教されたらしく、外部の氏にこのようなことを言うようでは内部では全く異論を唱えられなかっただろうとのこと。

本当に歴代トップの責任は重いといえます。私財はすべて投じなくては駄目だと考えます。

さらに大きな問題がもう一つあって、東芝が存在していれば今後明るみになっていくだろう、とのこと。

「シャープで失敗してから政府が表に出てこない、逃げちゃってるんですよ」「今回は経産省があんまりバックアップしてくれていないんですよ。」とのこと。
経産省の人間は責任を負わなければなりません。

東芝は廃炉のためのロボットをえさに政府に助けを求めているとのこと。東芝は国有化を求めているらしく「我々の電気代として回ってくる可能性がある」「我々が負担させられる」可能性があるとのこと。

「物凄く高く廃炉ロボットを買うことで」電気料金で東芝を助ける腹積もりらしい。
これが後藤謙次氏の偏向報道の実際です。どす黒い腐敗におしろいを施して視聴者を騙したといえるでしょう。

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