(http://www.asahi.com/articles/DA3S12855560.html)の荷風の奇行はやはり、文学は人を作らない、ということなのだと思う。西洋文学をやっている人に結構こういう人はいますよ。
特に近代文学はそうなのではないか。
文学の専門の道を志すならそれを知って土台としての自らの人格をしっかりと立てておくべきだし、子供に勧める際も安易に勧められるものではないと思う。
そうじゃないと奇矯さが周囲を苦しめるだけになることになりかねません。
かつての西洋ならキリスト教がそのカウンターパートを果たしていて、
文学という文化の華を咲かせていたのでしょうけど、
個人単位でも社会単位でも、今の日本にそのようなものが無い危うさを十分に自覚して文学に親しむべきです。
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