作家・西村京太郎氏が語る「14歳の戦争」 その2

#その他文化活動

「日本人は特攻で死んじゃうじゃないですか」とのことですけど、これは殺されたというのが実際です。

「際限のない根性主義」で「玉砕」する「日本人は戦争に向いていない」とのことですけど、向いていないという表現はどうか。

この言い方の方が日本の戦争を行いたい人たちに対して響くということなのだろうか。陸軍幼年学校の同輩に向けたような言い方なのでしょうね。

これは国粋主義に染まった戦前の日本だけの話であって、近世以前にさかのぼればそれと全く違う日本人がいます。
そして、いまだに過労死が問題になっていますが、戦後の日本人はこの「精神主義」に手を付けてこなかったのです。

根本的な反省を欠き、結局「滅私奉公」が(司馬遼太郎氏が言っていた)「無私」と「公」に分離されただけの戦後がここにあるのです。

西村京太郎氏も結局日本人は変わっていない、と指摘。死ぬ気でやるぞ、とかそういう方向に引っ張られてしまうとのこと。

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