8月13日 池上彰の戦争を考えるSP第9弾 『特攻』とはなんだったのか その2

#その他文化活動

洗脳であり定型であり自分を納得させるためなのか、お国のためにという言葉がたくさん出てきますが、軍部が言う「お国」は庶民にしてみれば恩着せがましい。戦争を始めたために極限的な苦難を強いられているのが庶民です。

国とは国体であって既得権の総称であったことが知られなければなりません。

その一層の悲劇の上に戦争を振り返らなければなりません。

特攻に行くもエンジントラブルで助かり、生き延び、インタヴューで自分たちは全く特攻に行かなかった命令する士官=エリートに怒りをぶちまける元特攻隊員。

無責任の極みは戦前からの日本の宿痾です。

また、戦時中は最近の研究では欧化が進んだ時代だったといわれています。
士官=エリートとは何かというと、結局、西洋の学問を習得した人たちです。

私が考えるに、こういった命の差は明治以来の西洋崇拝によってつけられていると考えることはとても重要だと思います。それは現代にとってもとても重要な視点です。

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