【終戦の日】「日本が失敗するパターン」とは 歴史家・磯田道史さんと近現代史をひも解く その7

加えて「太平洋―開かれた海の歴史」( (集英社新書) 増田 義郎 (著))では第一次世界大戦においてドイツの南洋の植民地を軍部が暴走して奪取したためにアメリカと国境を接してしまったことが太平洋戦争の伏線になったことが書かれています。これは大きな失敗であって、ここまでは良かった言えるようなものではありません。

——日本は「持たざる国」だった、と。

日本は、実は自由貿易体制で友好的な時の方が、過去の歴史を見ると常に発展している。にも関わらず、島国なものだから、「資源を確保するところを、軍事を使ってでも持たないと国の発展はない」と過剰に思い込んでしまった。これが危険だった。

とのことですけど、たとえばABCD包囲網も敗色濃厚になってから言い訳として軍部が作成した言葉だったことが明らかになっています。

最低そういったことは言っておかないと誤解を招きますよね。

そして実際は政府が資源がないと煽ってこういった言い訳や侵略の口実に使ったというのが本当ではないか。

日本人自身が思い込んでいた、という言い方は正しくない。
また、悪意あるプロパガンダをあたかも自然発生的なものとみなしている点でおかしいです。

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