(http://www.asahi.com/articles/DA3S13133458.html)は
「南部は戦争には負けたが、解体されたわけではなかった。小作人制度というほとんど奴隷制と変わらない経済システムを生みだし、人種隔離を制度化した。『南北戦争に勝ったのはどちらだったのか』という疑問さえわきます」
といった南北戦争が終わっても実態が変わらなかった奴隷制などについて。
「風と共に去りぬ」の映画は黒人が確かに解放されたように描かれていますけど、そこにフェイクがあるのかもしれません。
それに南北戦争が奴隷解放のイデオロギー対立による戦いだと今日まで伝わっているのもあの映画の影響が大きいんじゃないかと思うんですよ。
幻想の中で白人にとって自分たちの寛容を示した作品だからこそ今日まで残っているのかもしれません。
あれは奴隷解放のために落ちぶれた白人女性が人生を狂わされながらも力強くけなげに生きる物語、とまとめることができますからね。
開放以前の奴隷の描かれ方も実態と違って酷使の部分が描かれていないとも言われているみたいですね。
「この5年、主義を捨てた100人ほどにじっくり話を聞きました。そこから見えるのは、子どもの頃になんらかのトラウマを負った人たちが多いということ。虐待を受けたり、親が育児放棄したりといったケースで、大人になるときには人生が下り坂、というような人が多い。過激な白人至上主義との出会いは、パンク音楽を聴きに行ってネオナチと知り合うとか、往々にして偶然です。間違ったタイミングで間違った場所にいてしまったということです」
とのことですけど、日本でもネット右翼・街宣車右翼をやっている人の人生を調べて統計を取る研究がなされるべきです。
安倍晋三にもそういう「気(け)」がありますよね。
ある意味日本人の質の低下。親力の低下がこういう「ネトウヨ内閣」の成立を招いてしまったという面は強いといえます。
街でも本当に汚い言葉で子供を怒鳴り散らしている親をたくさん見かけるんですよ。正気の沙汰ではないですけど、そのような人以外見かけないくらいです。
極めて深刻な現状であると捉えています。
明治以降・戦後の国が置き去りにしてきた人間の育成の欠如がこのような結果をもたらしています。
根っこを抑えないとただ彼らの間違えを指摘しても「治療」の成果は挙がらないでしょう。
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