しかし、司馬遼太郎氏の本には日本刀はすべて溶かされて鉄として再利用されたと書いてあったような・・・・・。対中貿易の話限定だったかもしれませんが。
鉄が豊富な日本から鉄を輸入するために日本刀を輸入したというのが氏の主張です。
しかし今回の展覧会ではそういった記述はありませんでしたね。
ネットで改めて調べてみても、中国でも日本刀は珍重されたとされていますね。
理屈から言っても鉄が欲しければ鉄そのものを輸入すると思う。
それはともかくとして鉄は消えてなくなってしまうので何とでも説明がつく。司馬遼太郎さんは適当にどのように書いても良い、ノンフィクションにおけるフィクション領域を鉄にみていたような気がしますね。
「もののけ姫」のひな型にすらなった部分ですが、それも今は失われてしまったロマンだからでしょう。氏の鉄に関する記述は特に信頼できないと考えています。
司馬遼太郎氏の知っていた学説と違うのか、それとも氏はノンフィクションでもあっさり嘘を付くので全く根拠がない可能性もあります。
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