2018年11月16日 大竹まこと ゴールデンラジオ! ゲスト金子勝(立教大学特任教授、慶応大学名誉教授、経済学者) その6

ただ実習生の待遇の話に焦点を絞るのは一種の逃げだ。
人権的には喫緊ですが、社会的提言としては移民国家になるのに賛成なのか反対なのか。そこから議論しなければなりません。その上に建てるべき議論なのです。
その意見の表明がない。

「リベラル」系の人たちは多様性を尊重する方針と、実際に存在する「日本人」だけで固まって住んでいることのメリットの間で板挟みになって実効的な提言を行えない状況にあると思う。

それでは実際に政策を行うことはできません。そういった態度が安倍のようなの存在の跋扈を許していると考えています。

私は移民国家にはするべきではないという意見です。

少子化を解決し、ロボットによる自動化を進め、(使い捨て労働者に寄生して生きるような)古い体質の企業を無理に生かさない。労働者を大切にし、使い捨ての労働者に頼らない国家にするべきなのです。

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