9日の大竹まことさんのラジオのゲストは山崎雅弘氏。
中国は領土拡大目的で攻め込むということをしたことが無い。チベットは中国の国内問題。とのことですけど、そういう視点は賛成できないですね。
清が基準とのことですけど、清は実質連合国であって、直接現代の中国にそれを反映させるのは危険です。
山崎氏は「二分法の拒絶」が重要なことだと強調。
テロに味方するのか戦うのかといった分け方は危険であるとのこと。
もちろん確かにその通りなんですが、逆に二分するべきことを、二分を拒絶してごまかすことも多いですよね。
安倍の乱発する「学説として定まっていない」というのがそうですよね。白黒しっかりしなければいけない所を恣意的にぼかすのです。
だから結局は二分するべきところは二分するべきだしするべきでない所はしてはいけない。
本当に必要なのは二分法で思考が停止してしまう際の非知性的態度への反省です。
仏教的に言えば、二分法の否定の否定を否定して、二分法の否定を有機的に知性に変換しつくすことが真に望まれる作業なのではないかと考えています。
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