大井川の人足の様子を追ったもの。
錦絵とかでは賑いがすごいですが、今回は人数が少なめで寂しい感じ。エキストラの人数に限りがあったということでしょうか。人足の一人がものまね回の人に似ていた気もしたんですけど気のせいですかね。
こういうのは大河ドラマや朝ドラとタイアップして大がかりに復元して両方で使うのが賢いと思うのですが、どうでしょうか。そういうことをやっていくと両方の完成度を高めそうなものはたくさんありますよね。
わざと幕府が橋を掛けなかったことで有名な大河大井川。当時は箱根の関所より超えるのが難儀だったとのこと。馬とかはどうしたんですかね?
橋をかけなかったのは江戸の防衛のためと説明。具体的に何から守るのかという部分の説明は無し。
かつて福沢諭吉は大井川に橋がかかっていないことについて、清国を警戒したものである、といっていて、もっと防衛線を外側に張り出さないと危ないと主張。朝鮮侵略の論拠となりましたが、どうなんでしょう、江戸時代にも清国への備えといわれていたんですかね?西国大名への備えというののほうが、実際ではないかと思うのですが。
ちょっと大げさに言えば戦前の日本(東京)の帝国主義の起点が大井川だった、といえなくもありません。
その日の深さで賃金が変わるというのは知らなかったです。フリーの人足を適当に捕まえて渡るというのではなく、かなりシステム化されていたんですね。
川は浅瀬でも足を取られて大変なもの。しかもこれだけの深さとなると、アクロバティックともいえるくらいの技術が必要なんだなということが伝わってきます。
コメント