2014年10月22日のクラシック倶楽部は「ザ・ジョン・ケージ」と銘打ってジョン・ケージ特集。ついにテレビで「4分33秒」が聴けるのか!と思いつつ観ると、案の定プログラムの最初だったのですが、なんと曲が始まったのもつかのま、それをバックグラウンドミュージックにして白石美雪さんのケージ解説が。
その手があったか!「4分33秒」はバックグラウンドミュージックとして優秀なのを思い知りました。
ケージは禅の影響が強く、これはその成果が結晶化したともいえる曲ですが、日本人が作曲できなかったのが残念な作品です。ここに日本人の東洋力の皆無といえる衰えが顕著に表れています。それが根源的な創造力の衰えの原因になっていると考えています。
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